ArchiCADの一覧表機能を使用すると、一覧表を自動的に生成できます。[ドキュメント]→[一覧表とリスト]メニューのコマンドで作成する単純なリストとは異なり、一覧表には、数量やその他のパラメータを表示することができます。さらに、一覧表を実際に編集することもできます。これにより、データ入力エラーから生じる不一致や、同一プロジェクトの別の部分を担当する複数の人の作業を結合することから生じる矛盾に気付き、修正することが可能になります。
例えば、一覧表を使用すると、建物内に配置されている30または40のドアうち1つを除く全てのドアが同じ高さと幅であることを発見できます。そして、このドアを一覧表から直接選択し、不一致の原因を確認できます。間違いであった場合、一覧表で設定を修正し、全てのビューのドアを自動的に更新できます。
同様に、ドアのうちいくつが左右に開くかも簡単に再確認できます。
[一覧表]は、ナビゲータパレットまたは[ドキュメント]→[一覧表とリスト]→[一覧表]サブメニューから開きます。[一覧表]ウィンドウを開き、内容を更新するには、定義済み一覧表の名前をクリックします。
一覧表はビューポイントで、ビューとして保存してレイアウトの図面として出力したり、他の各種ファイル形式に保存したりできます。
「一覧表ウィンドウ(一覧表)からの保存」を参照してください。
フォーマットした一覧表は、[コピー]/[貼り付け]を使用して、どの2Dウィンドウ(一般的にはワークシート)にも配置できます。貼り付けると、一覧表の内容は、自由に編集できるがモデルとの関連性は失った線およびテキストになります。
連動一覧表のタイプ
一覧表には、以下の2つのカテゴリがあります。
•構成要素リストは、複合要素の各構成要素(複合構造壁、スラブ、屋根、およびマルチ構成要素の断面形状要素)に関する情報の一覧表示に適しています。
連動一覧表の内容
一覧表の内容は、[一覧表設定]に基づきます。調整する必要がある場合、右上にある[設定]ボタンをクリックするとこのダイアログボックスに直接アクセスできます。
一覧表の内容の定義の詳細は、「設定を使用して一覧表を定義する」を参照してください。
連動一覧表の単位
リスト表示される値の単位は、以下のように設定されます。
•基本的に、連動一覧表に表示される単位は他の全てのモデルと同じです。
•つまり、編集可能な値(壁高さなど)は、プロジェクト設定で定義された単位で連動一覧表に表示されます。
「寸法」を参照してください。
•この値の編集時には、[作業単位]で設定した単位が表示されます。
「作業単位」を参照してください。
•計算値(壁の体積など)は、[計算単位/規則]で定義された単位を使用して連動一覧表に表示されます。
「計算単位/規則」を参照してください。
チームワークユーザーの場合
「一覧表での確保」を参照してください。