リストタイプ

ArchiCADでは、要素リスト、構成要素リスト、ゾーンリストという3つのタイプの計算レポートを生成できます。

要素リストは、建具表と在庫表を作成し、プロジェクトの組み立て要素のパラメータを表示するのに最適です。要素リストを生成するために、ArchiCADは選択されたリスト設定の校正に従って、プロジェクトまたは組み立て要素の選択セットをフィルタします。フィルタの設定に一致する要素がリストされ、リスト設定の定義によっては要素のパラメータ、構成要素、および記述項目も一緒に表示されます。

ElementList.PNG 

構成要素リストは、材質一覧、数量計算、または価格表が要求されたときに生成されます。このレポートは、通常は構成要素タイプの特性を合計して表示しますが、特定の要素パラメータもリストさせることができます。

CompList.PNG 

ゾーンリスト は、通常は部屋の建具表の作成および建具表の完成に使用します。ゾーンリストには、ゾーンのパラメータと関連する組み立て要素を含めることができます。関連する組み立て要素がリストされたレポートは、実際には、要素の属しているゾーンによって計算範囲が限定された要素リストになります。

ZoneList.PNG 

リストに表示する項目に応じて、使用するリストタイプを選択できます。一般的な例を以下に示します。

基本データとともに組み立て要素をリストし、組み立て要素に関するパラメータもリストする場合

要素リスト

組み立て要素に固有のパラメータ(ドア下端の高さ、スラブの穴数など)をリストする場合

要素リスト

ドア/窓一覧表を作成する場合

要素リスト

組み立て要素に関連する構成要素の数量をリストする場合

構成要素リスト

組み立て要素に関連する記述項目をリストする場合

構成要素リスト

エリア一覧表を作成する場合

ゾーンリスト

ゾーンまたは詳細ゾーンパラメータ(ゾーン抽出エリア、ゾーン面積の縮小など)をリストする場合

ゾーンリスト

組み立て要素が存在するゾーンについて、主要なゾーンパラメータ(ゾーン名、ゾーン番号など)をリストする場合

要素リスト