チームワークのホットリンクモジュールとXREF

必要なアクセス権利を所有していれば、チームワークでホットリンクを使用して、単独ユーザープロジェクトのように作業できます。そのようなアクセス権利によって、配置済みモジュールの特定のインスタンスで作業できます。プロジェクトに新しいホットリンクを追加したり、ホットリンクマネージャを使用してソースファイルを管理するには、個別のアクセス権利が必要です。

ホットリンク/XREFのアクセス権利

ユーザーは、次のアクセス権利により、ホットリンクモジュールとXREFを操作できるようになります。

Hotlink - 管理:プロジェクトでホットリンクを新規作成することができます。また、ホットリンクマネージャ内の全てのコマンド(ホットリンクモジュールのソースファイルを管理するコマンドを含む)を実行できます。

ホットリンクの管理」を参照してください。

(ホットリンクモジュールをプロジェクトに組み込むと、[ホットリンクインスタンス]のアクセス権利を持つ全てのユーザーがそのモジュールのインスタンスを配置できます。)

ホットリンクを更新すると、所有者に関係なく全てのモジュールインスタンスが更新されます。ソースプロジェクトがチームワークプロジェクトの場合、ユーザーはソースプロジェクトが配置されているBIMサーバーに対して、有効なユーザー名とパスワードを使用する必要があります。

ホットリンクマネージャでホットリンクモジュールを変更、解除、または削除すると、確保したホットリンクモジュールのインスタンスのみが影響を受けます。モジュールの一部のインスタンスが他のユーザーによって確保されている場合、そのインスタンスはこの操作の影響を受けません。

ホットリンク - インスタンスユーザーは、ホットリンクモジュールの配置済みインスタンスを確保、修正、または削除することができます。プロジェクトの既存ホットリンクモジュールの追加インスタンスを配置することもできます。

ホットリンクモジュールの全てのインスタンスを最も簡単に確保するには、ホットリンクマネージャではなく、[要素を確保]ダイアログボックスを使用します。

XREF - インスタンス:XREFのインスタンスの確保、修正、削除ができ、プロジェクトの既存XREFの別のインスタンスを追加できます。

XREF - 管理:新しいXREFをプロジェクトに追加し、XREFマネージャーでXREFソースを管理できます。

[XREFマネージャー]ダイアログボックス」を参照してください。

ホットリンクモジュール/XREFインスタンスを確保

ホットリンクモジュールインスタンスを配置すると、そのインスタンスは自動的に確保されます。

配置したホットリンクモジュールインスタンスやXREFインスタンスは、[チームワークパレット]のコマンドとコンテキストメニューにより、要素と同様に、他のユーザーが確保または要求することもできます。

ホットリンクモジュールインスタンスやXREFインスタンスを確保するということは、移動や削除を行う権利を取得するということです。設定を修正することもできます(向き/回転、マスタレイヤー、高さ、高度/フロアの値など)。

ソースファイル

誰がインスタンスを所有しているかに関係なく、全てのユーザーがホットリンクモジュールインスタンスのソースファイルを開いて編集できます。

配置したモジュールへのホットリンクを削除および解除できます。

配置済みモジュールの全ての要素(自分が確保した要素と他のチームメートが確保した要素の両方)を更新できます。変更内容の送受信後、ArchiCADは修正に従って全てのインスタンスを更新します。

配置済みモジュールのインスタンスのホットリンクを再リンクできます。この場合に[変更内容を送信/受信]を選択すると、自分のインスタンスのみが実際に変更されて、別のチームメートが確保しているインスタンスは元のホットリンクモジュールにリンクされたまま残ります(自分のプロジェクトに新しいホットリンクを追加する結果となる)。

チームワークプロジェクトから再リンク/再配置」も参照してください。