インポートしたIFCモデル要素から作成されたArchiCAD要素では、標準およびカスタムのIFCデータが、それぞれの設定ダイアログボックス（［タグとカテゴリ］パネル）に要素レベルで表示されます。
注記：インポートしたIFC要素とそのプロパティは（使用するトランスレータに応じて）、通常は（デフォルトで）参照モデルの概念に基づいて変更されないように保護されています。もちろん、これらの要素のレイヤーを有効にすると、要素も必要に応じて変更できるようになります。
同様に、要素設定のIFCオプションを使用して、検索（検索と選択）、一覧表の作成、およびIFCモデルのエクスポートのためIFCデータ（属性、標準およびカスタムプロパティ、分類参照）を管理（定義および編集）できます。新規IFCデータは、［IFCプロパティを管理］ダイアログで事前定義ルール に基づいて手動でまたは自動で関連要素に追加（または関連要素から削除）できます。
「IFCデータの作成と編集」を参照してください。
注記：使用可能な標準IFC属性およびプロパティデータタイプは、要素の「要素分類」値によって異なります。例えば、ArchiCAD壁要素が「ArchiCADタイプ」と分類された場合、IFCエンティティは（形状によって）IfcWallStandardCase（直線壁など）、またはIfcWall（傾斜壁など）のいずれかになります。IFCエンティティタイプは、［IFCプロパティ］リストで括弧で囲まれて表示されます。タイプに対応した標準IFCデータセットのみが使用可能です（Pset_WallCommonプロパティセットなど）。
例えば、分類が「柱」であった場合、IfcColumnに対応するIFC標準プロパティは使用可能です（Pset_ColumnCommonプロパティなど）。
新規データはIFCプロパティの下に表示されます。ここで特定の値タイプ（単一または複数の値、実数、整数、ラベル、テキスト、またはブールなど）に従って値を割り当てることができます。