これは、[DXF/DWG変換設定]ダイアログボックスのオプションです。
「DXF-DWG変換設定」を参照してください。
保存オプションの詳細については、「カスタム機能」も参照してください。
ファイル形式
ファイルの保存先のAtutoCADのバージョンを定義します。以下のオプションがあります。
•AutoCAD 2000、2002
•AutoCAD 2004、2005、2006
•AutoCAD 2007、2008、2009
•AutoCAD 2010
特殊結合機能は全てのバージョンで使用できます。
注記:AutoCAD 2005ファイル形式はAutoCAD 2004と同じです。本書では、この形式をAutoCAD 2004と呼びます。
画像を変換
ドロップダウンリストから、AutoCADに保存する画像の形式を選択します。
デフォルトでは、[画像の元の形式]が選択されています。この場合、変換は行われません。
[AutoCAD画像形式に強制出力]:このチェックボックスをチェックすると、使用可能な画像形式のリストには、選択されたバージョンのAutoCADで読み込める形式だけが表示されます。残りの選択肢は無効になります。
注記:[画像の元の形式]も選択した場合、画像がAutoCADによって認識される場合に限り、画像は元の形式を保持します。AutoCADによって認識されないファイル形式は、TIFFとして変換されます。
AutoCADの設定には、ArchiCADの設定のどれにも合致しないものがあります。また逆も同様です。例えば、ArchiCADでは、レイヤーにはカラーおよび線種がありませんが、AutoCADにはあります。このような設定の変換を解決するには、[テンプレート]を選択します。テンプレートファイルは、ArchiCADと合致しないAutoCADの設定の変換と変更が既に済ませてあるDXF/DWGファイルです。DXF/DWGエクスポートで[テンプレートファイル]を選択した場合、テンプレートファイルで定義されたレイヤーに移動する要素は、そのレイヤーのテンプレートファイルと同じ値に設定されたカラーおよび線種になります。この処理は、ユーザーが生成されたDXF/DWGファイルを開かなくても行われます。テンプレートファイルではファイルで定義したレイヤー名が提供されるため、レイヤー名を入力する必要がなく、レイヤー変換テーブルを作成しやすくなります。
編集フィールドの隣には、[参照]ボタンがあります。このボタンをクリックすると、ファイルダイアログボックスが表示されて、テンプレートファイルを選択できます。
注記:協力会社からこのテンプレートファイルが送付される場合があります。DXF/DWGファイルを協力会社用に保存し、協力会社はそれを開いてレイヤー、ペンなどに修正を加えます。修正後、このファイルを保存して送り返してきます。これで、このテンプレートファイルを次回、この協力会社用のDXF/DWGデータを保存するときに使用できます。
テンプレートファイルを参照して選択すると、そのパスが表示されるようになります。左側のポップアップアイコンから、このファイルの位置情報を絶対パスと相対パスのどちらで保存するかを選択します。
テンプレートファイルを削除するには、ファイル保存先フィールドの右にある[テンプレートファイルを削除します]ボタンをクリックします。
レイアウトの内容を保存する方法と、それをDXF/DWGファイルのどのスペースに保存するかを制御します。
[ペーパースペース Block図面]:レイアウトに描画される全ての要素と全ての図面データが、生成されるAutoCAD図面のペーパースペースに保存されます。レイアウトに配置される全ての図面は、AutoCADブロックに変換されてクリップされます。したがって、レイアウトに表示されたブロック部分だけがAutoCADのペーパースペースに表示されます。このオプションは、レイアウトに表示した内容を完全に再現するために使用します。このオプションを使用すると、生成されるAutoCADの図面のモデルスペースは完全な空白になります。
注記:ArchiCADの平面図を図面としてレイアウトに配置した場合、その平面図からライブラリ部品、ゾーン、およびドア/窓をインテリジェントなAutoCADブロックに変換できるのは、その図面が図面マネージャで「OK」のステータスを取得している場合(つまり、最新の状態である場合)のみです。
「配置された図面の管理と更新」を参照してください。
[モデルスペース]:レイアウトに描画される全ての要素と全ての図面データが、生成されるAutoCAD図面のモデルスペースに保存されます。レイアウトに配置される全ての図面は、AutoCADブロックに変換されてクリップされます。したがって、レイアウトに表示されたブロック部分だけがAutoCADのペーパースペースに表示されます。このオプションは、レイアウトに表示した内容を完全に再現するために使用します。このオプションを使用すると、デフォルトのペーパースペースは、生成されるAutoCADの図面に完全に空白の状態で作成されます。
-ソースがプロジェクト内部であり、ステータスが最新の図面の場合:要素はAutoCAD内の同じレイヤーに配置され、DXF/DWG変換設定の全てのレイヤー変換環境設定が適用されます。
-ソースがプロジェクト内部であり、ステータスが最新でない図面(モデルから分離した手動更新図面など)の場合:要素は、図面の名前とIDを組み合わせた名前を持つ別のAutoCADレイヤーに配置されます。
-外部プロジェクトで作成された図面の場合:要素は、AutoCAD内の「図面と画像」という名前のデフォルトレイヤーに配置されます。
•[ペーパースペース ビュー一部]:レイアウトに手動で作成された図面要素が、作成されたAutoCAD図面のペーパースペースに保存されます。レイアウトの画像は、AutoCAD図面のペーパースペースで再構築されます。レイアウトに配置された図面は、まずレイアウト上の図面の配置ポリゴンによって切り落とされ(切り落とし済みの領域の要素と要素内部の一部だけがエクスポートされることを意味する)、さらにDXF/DWG形式で保存されます。
•[ペーパースペース ビュー全体]:レイアウトに作成された図面要素が、作成されたAutoCAD図面のペーパースペースに保存されます。レイアウトの画像は、AutoCAD図面のペーパースペースで再構築されます。レイアウトに配置された図面は、その全体がDXF/DWG形式で保存されます。
後の2つの選択の場合は、[図面の配置先]フィールドが有効になり、配置した図面の保存方法を選択できます。2つの選択肢があります。
•[単一DXF/DWGファイル]:全ての図面([レイアウトの保存先]の値に応じて、一部か全体のどちらか)が、単一のDXF/DWGファイルに保存されます。図面はファイルのモデルスペースに並んで配置され、このAutoCAD図面のペーパースペースにビューポートが作成されるため、ペーパースペースではArchiCADのレイアウトと同じように表示されます。
•[リンクされたXREF図面]:DXF/DWGファイルが保存されます。このファイルには、XREFファイルへの配置参照があります。全てのファイルが別々のDXF/DWGファイルに保存され、保存されたファイルは最初のDXF/DWGファイルにXREFとして配置されます。図面は最初のファイルのモデルスペースに並んで配置され、このAutoCAD図面のペーパースペースにビューポートが作成されるため、ペーパースペースではArchiCADのレイアウトと同じように表示されます。
このフィールドの右側に2つのボタンがあります。左側のボタンをクリックしてダイアログを開き、AutoCAD図面を保存するフォルダの位置を基準としてフォルダのパスを定義します。
[OK]をクリックして、ダイアログを閉じます。
もう 1 つのボタンを使用すると、前のダイアログで入力した相対パスを削除できます。これをクリックすると、ダイアログを開かずにパスを削除できます。XREFファイル用に定義された相対パスが存在しない場合は、親であるAutoCAD図面の保存先フォルダに保存されます。
以下のオプションは、平面図を保存する時のみ利用できます。
•[複雑な要素をブロックに変換]:このオプションによって、複雑な要素(複数のサブ要素で構成される要素)を AutoCADで認識されるブロックに変換できるので、それらを自分で分解する必要がありません。
•[複雑なArchiCAD要素を単純な要素に分解]:ArchiCADからブロックを扱えないプログラムにDXFファイルをエクスポートする場合は、このチェックボックスをオンにします(複雑な要素は、複数のサブ要素で構成される要素です)。これをオンにすると、このようなプログラムが処理できるデータをエクスポートできます。
•[オブジェクトをブロックに変換]:このオプションによって、GDLオブジェクトのみをブロックに変換できます。その他の要素は全て、図面要素として分解されます。
•[特殊結合のためにファイルを準備]:協力会社と作業している場合は、DXF/DWGファイル用に特別なデータを提供する必要があります。このオプションによって、特殊結合を有効/無効にします。
注記:このオプションは、プランに名前が付いていない場合は無効です。
重要:特殊結合を使うには、最初にプロジェクトを保存します。
材質についての詳細は、「双方向変換(特殊結合)」を参照してください。
[ゾーンを保存]オプションでは、ゾーンの保存方法を[スタンプのみ]と[スタンプと塗りつぶし]から選択できます。
以下のオプションは、3Dデータを保存する時のみ利用できます。
•[多角形の辺を省略]:通常、ArchiCADの3Dウィンドウ内のポリゴンの辺のカラーは、表面のカラーとは異なります。AutoCADでも同じように再現されるようにしたい場合は、このチェックボックスはオフにします。このチェックボックスをオンにすると、辺を表す線はエクスポートされません。
•[シンプルなデータ構造のファイルをエクスポート]:このオプションの効果は、[複雑なArchiCAD要素を分解する]オプションと似ています。全てのデータは、ブロックではなく図形セクション内に移動します。