海外仕様ArchiCADライブラリにある窓の、窓の設定のグラフィカルインターフェイスパネルの[公称サイズと公差]ページについて以下に説明します。
窓のサイズ(高さと幅)は、壁開口寸法、抱き寸法、または建具寸法の3つの寸法タイプのいずれかを基準にして定義できます。
番号付きの図で、寸法を簡単に識別できます。
壁開口寸法
壁開口は、窓構造全体を収容するために壁から切り出された部分です。
壁開口幅は、建具寸法幅に全ての水平方向の公差を加えた値と等しくなります。
壁開口高さは、建具寸法高さに全ての垂直方向の公差を加えた値と等しくなります。
抱き寸法
抱き寸法とは、抱きの間の窓開口部の幅/高さのことです。当該窓に対して抱きが設定されていない場合、この寸法フィールドは灰色になります。
•グラフィカルインターフェイスパネルの[抱き]タブページを使用して、抱きとその設定を選択してください。
•グラフィカルインターフェイスパネルの[一般の設定]タブページで抱きのタイプを選択することもできます。
建具寸法
建具寸法は、窓構造全体の幅と高さです。
有効開口として設定
上記の寸法定義のいずれかを窓の公称サイズとして選択するには、[有効開口として設定]ラジオボタンを使用します。
•これは、[公称幅x高さ]フィールドの一覧表にリストされる公称寸法です。
•この公称寸法は、[プレビューと位置]パネルまたは窓の設定の[幅と高さ]フィールドに表示されます。
[変更時に有効開口を保持]:このチェックボックスは、公称寸法の定義を変更する場合に適用されます(例えば、建具寸法から壁開口寸法に変更)。このボックスをチェックすると、元の公称寸法の値(建具寸法に設定された値)が新しい公称寸法(壁開口寸法)に転送されます。その他の寸法値は自動的に調整されます。
窓マーカーに寸法を表示
窓マーカーを表示する場合は、[寸法マーカー]パネル([マーカーオプション]→[表示するサイズ])を使用して、寸法定義(壁開口寸法、抱き寸法、またはユニット寸法(=建具寸法))のいずれかをマーカーに表示する寸法として選択します。