海外仕様ArchiCADライブラリにある窓の、窓の設定のグラフィカルインターフェイスパネルの［壁仕上げ］ページについて以下に説明します。
このタブページは、複合構造のレイヤーを、その複合構造に配置する窓の周囲にどのように仕上げるかを定義するのに使用します（この設定は、複合構造に配置する窓にのみ関連します）。
•この設定は、2Dビューの窓の表示にのみ影響を及ぼします。
•仕上げ数の設定の効果は、断面/立面図表示でも表示されます（この設定の効果を3Dウィンドウで表示するには、仕上げ数コントロールで「3Dで選択項目を表示」ボックスをチェックする必要があります）。
［壁仕上げ］タブページの設定
このページには、2種類の設定があります。
•仕上げ設定（壁仕上げの使用を選択した場合）、および
•仕上げ数設定。抱きタイプを使用しているかどうかとは無関係です。
抱きタイプ
ドロップダウンメニューから抱きタイプを選択するか、抱きタイプを使用しない場合は［抱きなし］を選択します。
使用可能な抱きタイプは、抱きの構造によって異なります。
このオプションは、選択した抱きタイプによって異なります。
「カスタム仕上げ」も参照してください。
［端部仕上巻込］：壁塗りつぶしを窓の右側、左側、または両側のどれに巻き込むかを選択します。
壁の外側または内側のどちらかを先にした仕上げ数を選択します（この優先度は［順番］ポップアップを使用して切り替えます）。
［断面形状の幅］：このパラメータは、既成仕上げに適用されます。仕上げ要素の幅を入力します。
下の2つの図では、両方の縦枠の幅は60 mmです。両方の窓の公称抱き幅は780 mmです。
最初の例では、プラスターは仕上げとして巻き込まれています。その結果、仕上げは壁抱きの外側に巻き込まれ、縦枠の幅は壁の構造体仕上げで測定され、公称抱き幅は実際は仕上げ間で測定した幅よりも大きくなっています。
2番目の例では、外側の仕上げがカスタム仕上げ設定で巻き込まれ、［仕上げをプラスターとして認識］オプションのチェックが外されています。その結果、縦枠の幅は外側の塗りつぶし幅で測定され、公称抱き幅は巻き込まれた塗りつぶし間で測定した幅と同じになっています。
下地を追加する場合に、このボックスを選択します。
下地の厚さの値を入力します。
この設定は、壁の仕上げを壁の終端に巻き込みたい場合に（壁仕上げを使用しているかどうかとは無関係に）使用します。
注記：このような仕上げ（巻き込まれた仕上げ）は、抱き設定で定義された壁輪郭の外側に回ります。
注記：額縁オプションと仕上げ数オプションの両方を同時に使用することはできません。
仕上げ定義
まず、どの壁塗りつぶしを仕上げとみなすかを定義します。
•［壁仕上げを使用］：複合構造「仕上げ」として定義された複合構造の構成要素が仕上げとみなされます。
または、以下の手順を実行します。
•［仕上げ厚さ限界］：仕上げを特定の厚さで定義します。例えば、40 mmまでの厚さの全ての仕上げを仕上げとみなします。
どの壁塗りつぶしを仕上げとみなすかを定義したら、［仕上げ数］のコントロールを使用してどの仕上げを巻き込むかを定義します。
•［自動］（上の仕上げ定義で仕上げとして定義された全ての塗りつぶしが巻き込まれます）、または
•上の仕上げ定義で仕上げとして定義された、指定された数の連続する塗りつぶしが巻き込まれるかのいずれかです。
壁仕上げの属性
壁仕上げ表示の塗りつぶしおよびペンの属性を設定するには、ボタンをクリックして［属性］ページを開きます。
•従来抱きの場合、下地を使用する場合は下地の属性を設定します。
•プリファブ抱きを使用する場合は、ここでその属性を設定します。
•カスタム仕上げを使用する場合、設定する追加属性はありません。
「ドア/窓の平面図属性を定義」も参照してください。
カスタム仕上げタイプを使用する場合、仕上げごとに仕上げ設定を個別に設定します。
「カスタム仕上げ」を参照してください。