ArchiCAD 16のエネルギー評価からの移行
全てのデータは、ArchiCAD 17のエネルギー評価で正確に保持されます。
EcoDesignerアドオンからのデータ移行
旧バージョンのArchiCADプロジェクト(ArchiCAD 15)でEcoDesignerアドオンを使用していた場合、EcoDesigner固有のいくつかの設定がそのプロジェクトに保存されています。
そのプロジェクトをArchiCAD 17で開いてエネルギー評価機能を開始した場合に、同じオプションをエネルギー評価でも使用できるときに、これらの設定が保持されます。
•エネルギー評価では、気候と場所の設定は置き換えられます。
•エネルギー評価では、EcoDesignerの「MEPシステム/エネルギー」および「グリーンエネルギー」タブページは現状のまま保持されます。
•エネルギー評価では、EcoDesigner の[モデル再検討]パレットで定義されたサーマルプロパティは保持されます([ビルディングマテリアル]ダイアログボックスの[物理プロパティ]パネルで使用できます)。
•EcoDesignerの出荷時デフォルトの「アクティビティ」プロファイルは、エネルギー評価でオペレーションプロファイル属性として解釈されます(ユーザー定義のアクティビティプロファイルは、オペレーションプロファイルに変換されません)。
エネルギー評価でのゾーンに基づくモデル分析
エネルギー評価のモデル分析は、ゾーンおよび区別される「スペース境界」の作成に基づいており、要素に基づいていたEcoDesignerとは根本的に異なります。したがって、エネルギー評価の結果は、建物をモデル化した方法によって、EcoDesignerを使用する場合と異なる(またはより正確である)可能性があります。
重要:プロジェクトをArchiCAD 17に移行した場合、エネルギー評価の結果が正しいかどうかは、モデル全体にゾーンを正確に使用したかどうかに依存します。必要に応じてゾーンを確認して修正してください。