WindowsとMacOSの両方での画像ファイルの長期にわたる互換性を確保するために、QuickTimeで作成された画像ファイル形式を徐々に廃止していきます。ArchiCAD 17ではまだ全てのQuick Time形式を読み込めますが、今後のバージョンでは読み込めなくなることがあります。
サポートされる画像形式は、JPEG、PNG、GIF、TIFF、BMPです。画像ファイルはこれらの形式でのみ保存できます。
これらと異なるファイル形式の画像または図面を含む古い形式のArchiCADプロジェクトを移行する場合は、以下のようになります。
1.画像および埋め込み図面:自動的に変換されます。
画像ツールを使用して配置された画像およびQuickTimeベース形式の埋め込み図面は、サポート対象の画像ファイル形式(pngなど)に自動変換されます。操作は不要です。
2.リンク済み図面:変換して再リンクできます。
QuickTimeに基づく形式のリンク済み図面は、ArchiCAD 17でまだサポートされています。ただし、ArchiCADの今後のバージョンでの問題を回避するために、このような画像を他のファイル形式に変換できます。移行するプロジェクトにこのようなリンク済み図面が含まれる場合は、ArchiCAD 17でそのプロジェクトを開いたときに、警告が表示されます。
このようなリンク済み図面をサポート対象の画像ファイル形式に手動で変換できます。これを行うには、図面マネージャに移動します。このような図面のアイコンが赤で表示されます。このような画像をサポート対象のファイル形式(PNGやJPGなど)に変換し、それから再リンクすることをお勧めします。
注記:リンク済みのQuickTime形式の図面を変換しない場合、ArchiCAD 17でまだ使用できます。ただし、このような画像ファイルを今後のバージョンのArchiCADで開くと、読み込めなくなります。
推奨事項
QuickTime形式の図面は、PNGまたはJPG形式に変換することをお勧めします。
•図面をPNG形式に変換しても、図面からデータが失われることはありません。
•図面をJPGに変換する場合は、ファイル圧縮処理中に一部のデータが失われることがありますが、ファイルサイズはより小さくなります。