計算単位/規則

この画面を表示するには、[オプション]→[プロジェクト設定]→[計算単位/規則]と選択します。

この画面で次のウィンドウに表示する単位を設定できます。

計算機能で作成されたリスト

一覧表

また、この画面を使用してリストされたパラメータの値を計算するための追加の規則を設定できます。

計算」および「一覧表」も参照してください。

CalcUnits.png 

ここで行なう設定は、作業中のプロジェクトに固有である、プロジェクトと共に保存される設定です。別のユーザーが自身のコンピュータでプロジェクトを開いた場合、同じ設定が適用されます。

注記:計算機能を使用している場合、この設定はテキスト形式のリストにのみ反映されます。グラフィックテンプレートを使用している場合は、テンプレートに定義されている数値書式によって指定変更されます。

[長さの単位]:このポップアップメニューをクリックすると、長さ単位の計算用の測定単位を選択できます。

[小数]:このポップアップメニューをクリックすると、選択した長さの単位の小数桁数を選択できます。

[追加精度]:追加の小数値を上付き文字で表示するには、ポップアップメニューで丸めオプションをクリックします。

ExtraAccuracyChoose.png 

例えば、リストされた壁の外周で表示する小数点以下の桁数をここで2に設定し、追加精度を.5にすると、次の小数値も上付き文字として.5に丸めて表示されます。

CalcAccuracy.png 

面積計算

[面積の単位]:ポップアップメニューをクリックすると、面積計算用の測定単位を各種の規格から選択できます。

[小数]:このポップアップメニューをクリックすると、選択した面積の単位の小数桁数を選択できます。

[追加精度]:追加の小数値を上付き文字で表示するには、ポップアップメニューで丸めオプションをクリックします。

体積計算

[体積の単位]:ポップアップメニューをクリックすると、長さ単位の計算用の測定単位を選択できます。

注記:ここでメートルとインペリアル単位のどちらを選択したかにより、密度値およびプロジェクトのビルディングマテリアルの[内包炭素]プロパティで使用される単位が決まります(「物理的特性」を参照)。

[小数]:このポップアップメニューをクリックすると、選択した体積の単位の小数桁数を選択できます。

[追加精度]:追加の小数値を上付き文字で表示するには、ポップアップメニューで丸めオプションをクリックします。

角度計算

[角度の単位]:ポップアップメニューをクリックすると、角度計算用の角度測定単位を各種の規格から選択できます。

[精度]:選択した角度の単位が度/分/秒の場合は、右側にあるこのポップアップをクリックすると精度を選択できます。

[小数]:このポップアップメニューをクリックすると、選択した測定単位の小数桁数を選択できます。

注記:グラフィックテンプレートを使用した計算は、この設定に優先します。

計算規則

[計算規則]ボタン([オプション]→[プロジェクト設定]→[計算単位/規則]内)をクリックして、このダイアログボックスを開きます。

CalcRulesDef.png 

このコントロールで特定のリストパラメータの条件を定義し、そのパラメータで壁、スラブ、屋根、シェル、および梁を計算する方法を定義できます。

例えば、壁のリストと一覧表の条件を作成しているときに(一覧表の[一覧表設定]で定義)、[条件付き外面表面積]のパラメータを使用する場合があります。

[一覧表設定]ダイアログボックス(一覧表)」も参照してください。

WallListConditional.png 

パラメータ名に「条件付き」が含まれている場合、[計算規則]ダイアログボックスを使用してこのパラメータリストを条件に結び付けられることを意味します。

リストに表示される壁面積を、開口部を2.5 m2以上にすることで小さくしたい場合は、下記のボックスをチェックします。

ReduceWallSurface.png 

「壁リスト」一覧表では、壁表面がこの条件に従って計算されます。

断熱材/空気層ビルディングマテリアル

このポップアップメニューを使用して、ArchiCADで「断熱材」または「空気層塗りつぶし」として認識されるビルディングマテリアル(複合構造や屋根、シェルの塗りつぶし用)を指定し、この数量が別々にリストウィンドウに表示されるようにします。

CalcRules.png 

複合構造ダイアログボックスで、複合構造の塗りつぶしを定義することができます。プロジェクトの複合構造、屋根、またはシェルの断熱材レイヤーとして、常に特定のビルディングマテリアルを使用している場合は、[計算規則]ダイアログボックスの該当するポップアップでそのビルディングマテリアルをチェックします。

[複合構造]ダイアログボックス」を参照してください。

例えば、屋根の標準断熱材レイヤーがバッテリー断熱材である場合は、[計算規則]ダイアログボックスの[屋根断熱材層]ポップアップから「バッテリー断熱材」をチェックします。

これ以降、屋根のリスト条件に「壁断熱材厚」が含まれている場合、ArchiCADでは「バッテリー断熱材」として設定されている複合屋根の塗りつぶしの厚さがリストに表示されます。

RoofListFields.png