プロジェクトの照明効果を向上したり、レンダリングをよりリアルにするため、ArchiCAD 18では多くのランプオブジェクト(光源を含む)が新たに追加/更新されています。
ArchiCAD 18からLightworksの代替のツールとして、新しい時代のハイクオリティなレンダリングとして知られるMaxon CineRenderをビジュアライゼーション用に搭載しました。CineRenderは、CINEMA 4D R14の評価の高いハイエンドレンダラーエンジンをベースにしているので、ARCHICADユーザーはすばやく簡単に魅力あるレンダリングが行えます。
ArchiCAD 18で旧バージョンのプロジェクトを開いた場合、通常の光源、インテリア照明、街灯は互換性があります。形状と位置、色と輝度のパラメータが変更されずに保持されます。
•インターナルで設定された光源は、パラメータが保持されます。
•Lightworks エンジンで設定された光源は、可能な限り互換性をもちます。パラメータは、CineRenderエンジンの同等のパラメータに変換されます。
•Lightworksの太陽光オブジェクトは、ArchiCAD 18の新しい太陽光オブジェクトに置き換えられます。
•Lightworksの窓の光源と天空オブジェクトは、ArchiCAD 18には移行されません。プロジェクトにこれらのオブジェクトが含まれる場合、ArchiCAD 18では欠落します。解決策は、これらのオブジェクトを含む旧バージョンのLightworksライブラリをロードするか、またはPhysical Sky(太陽光を含む環境の設定)や新しい窓の光源オブジェクトを使用してArchiCAD 18内でそれらを置き換えます。
推奨事項
•上記の移行互換性により、ArchiCAD 18に移行されたプロジェクトのランプエフェクトは旧バージョンでの表示に極めて近くなります。ただし、CineRenderエンジンはインターナルエンジンやLightworksエンジンとは根本的に異なるため、完全なレンダリング出力を生成する前にシーンのレンダリングをすぐにテストする必要があります。
•CineRenderエンジンのグローバルイルミネーション機能により、プロジェクトの照明効果は旧バージョンから改善され、光源/ランプオブジェクトの一部のパラメータを削除または変更することができます。