マジックワンドを使った要素の作成法

1.ツールボックスから、作成する新規要素のタイプを選択します。

2.以下のいずれかの操作を実行して、マジックワンドを有効にします。

スペースキーを押します。

制御ボックスで[マジックワンド]アイコンをクリックします。

注記: 制御ボックスはデフォルトでは表示されません。表示するには、[ウィンドウ]→[パレット]メニューから名前を選択します。

[デザイン]→[マジックワンドでポリゴンを作成]を選択します。

マジックワンドには、タイプごとに3つの形状があります。

節点

MagicWandNode.png 

MagicWandEdge00029.png 

何もない領域と表面

 MagicWandCursor00030.png

3.マジックワンドが有効な状態でクリックします。自動的にポリゴンの形状が検出され、なぞられます。

辺または節点をクリックすると、マジックワンドはその要素をなぞるか一連の要素を見つけポリゴンを作成します。辺に沿ってなぞり、終点がその辺内にある要素のつながりをなぞります。

例えば、屋根ツール(複合平面法)を有効にしてマジックワンドで壁の辺をクリックすると、その壁ポリゴンに一致する屋根が即座に作成されます。

edge.PNG                    Edge2.png

空白の領域または表面をクリックすると、マジックワンドは(つながっているか、単に交差しているかにかかわらず)一番近い要素で形作られた閉じた図形領域を見つけてなぞってポリゴンを生成します。

例えば、塗りつぶしツールを有効にして、曲線で表された何もない領域内をマジックワンドでクリックすると、その形状の塗りつぶしが作成されます。

closedarea.PNG                    closedarea2.PNG

複数の要素を選択することにより、マジックワンドの機能の精度を高めることができます。この場合、マジックワンドは、つながれた要素または境界のある領域を探す際、選択した要素だけを考慮します。

4.新規の要素が生成されます。

新規の要素は元の要素にリンクしていないため、単独で操作できます。

元の形状が不要な場合は、削除できます。

オフセットまたはマルチオフセットが有効になっている場合は、マジックワンドで新規ポリゴンを作成した後で、オフセット機能を完了できます。

単一の屋根を作成する場合、マジックワンドでポリゴンを作成する前に、まず基準線を描画して勾配を定義する必要があります。

カスタム原点を使って塗りつぶしを作成する場合は、マジックワンドを使ってポリゴンを作成し、次に塗りつぶし方向ベクトルを描画します。

新規要素の特性は全て、対応するツールの現在のデフォルト設定によって決まります。この設定が正しいことを、マジックワンドの使用前または使用後に必ず確認してください。特に要素に互いに特定の関係を持たせる場合(壁の上に載る屋根など)は必須です。