要素の交差部の詳細は、以下のセクションを参照してください。
•基準線の交差が必要
壁と壁の接合では、干渉するだけでなく、基準線が交差している必要があります。ビルディングマテリアルの優先度が高い要素(または層)は、優先度の低い要素を切り取ります。
2つの壁の優先度が同じ場合(基準線は交差)、[接合部順位]を使用して要素レベルの接合を制御します。
壁の設定の[モデル]パネルで[接合部順位]を設定します。
形状の干渉または基準線の交差が必要です。
梁と梁の交差を最も柔軟に行うには、基準線の交差が必要です。この場合、梁は実際に干渉する必要はありません。梁は、基準線に沿って相手側の梁に自動的にストレッチされます。
また、基準線が交差していない場合でも、単純に干渉させることで梁を交差することもできます。ただし、この場合、梁は互いに停止し、基準線に沿って自動的にストレッチされません。ビルディングマテリアルの優先度が高い要素(または層)は、優先度の低い要素を切り取ります。
2つの梁の優先度が同じ場合(基準線は交差)、[接合部順位]を使用して接合を制御します。

3つ以上の壁または梁が接合部で交わる場合、その接合は複数の2方向接続のグループと見なされます。接続の順位は接合部順位に応じて異なります。
壁または梁の設定の[モデル]パネルまたは情報ボックスで[接合部順位]を設定します。
形状の干渉が必要です。
ビルディングマテリアルの優先度が高い要素(または層)は、優先度の低い要素を切り取ります。
ラップされた柱と複合構造壁を交差する場合の例外事項:
複合構造壁と交差する「ラップされた」柱を配置する場合、層優先度に関係なく、柱は複合構造壁の躯体仕上げを貫通します。
3D では、ラップする壁の仕上げが柱の仕上げに追加されます。ただし、リストでは計算されません。
関連トピック
室内開口部しきい値内で部屋間の連続仕上げを行う場合に関連する特殊な事例です。
壁の開口部(ドアまたは窓)がスラブの上端と同じ高さにある場合、仕上げの交差の優先度に関係なく、スラブの仕上げが壁を通過して(スラブの躯体まで)続行されます。開口部がスラブと同じ高さにない場合は、優先度に基づいた通常の接続が有効になります。
上記の2つの図について説明します。
左側の図:窓とドアがスラブの上端と同じ高さにあります。したがって、スラブの仕上げでは、優先度に基づいた壁の仕上げを使用する接合部は形成されません。代わりに、スラブの仕上げがそのまま残ります。
右側の図:窓とドアはスラブの上端と同じ高さにありません(スラブより上に配置されています)。このため、スラブと壁の仕上げ間では、優先度に基づいた通常の接続が有効になります。
形状の干渉および切り取りコマンドまたは結合コマンドが必要です。
交差にシェル、屋根、またはモルフが含まれる場合、[デザイン]→[接続]→[要素の結合]を使用して、交差を修正する必要があります。
シェルまたは屋根を切り取り要素として使用する場合([デザイン]→[接続]→[屋根/シェルで要素を切り取り])、切り取られる要素と結合します。したがって、もう一度[要素の結合]コマンドを使用して交差を修正する必要はありません。
結合後、ビルディングマテリアルの優先度が高い要素(または層)は、優先度の低い要素を切り取ります。
関連トピック
干渉する各種組み立て要素の交差の優先度が同じ場合は(要素のビルディングマテリアルが同じ場合など)、次の交差順序が使用されます:
モルフ > 柱 > 梁 > スラブ > 壁 > シェル > 屋根 > メッシュ
•ビルディングマテリアルが同じで交差している組み立て要素の塗りつぶしは結合され、2つの要素の間に線は表示されません。
•切断塗りつぶしが同じ 2 つの交差するオブジェクトの塗りつぶしは結合され、2つのオブジェクトに間に線は表示されません。
•分割線を維持する場合は、両方の要素レイヤーを交差グループ0に変更します(または、2つの異なるレイヤー交差グループに配置します)。
•オブジェクト(切断塗りつぶしを使用)が構造要素(切断塗りつぶしが同じビルディングマテリアルを使用)と交差する場合は、分割線は表示されません。