辺クラスに関する重要事項
1.屋根の辺タイプのクラスは[辺のカスタム設定]で割り当てます。ArchiCADで単にリスト表示のみの目的で複合平面屋根を個別平面に論理的に「分割」すると、下図のように類推される辺タイプクラスが自動的に割り当てられます(2つの平面が尾根、谷、または隅棟で接続する場合や、クラスが軒または切妻のように明白な場合など)。
屋根のその他の辺タイプクラスは、複合平面屋根または単一平面屋根のいずれかの辺に手動で割り当てる必要があります。
2.シェルの辺タイプクラスは全て、[辺のカスタム設定]で手動で割り当てる必要があります(デフォルトではシェルの全ての辺は「未定義」です)。
3.屋根またはシェルの辺が尾根、隅棟、谷、半球、またはホールドとして分類される場合、辺の長さは実際の半分の値でリスト表示されます(これらの辺タイプは「ペア」であることが前提であり、2つで単一の長さを構成します)。複合平面屋根のように、関連する全ての屋根平面をリスト表示し、関連する全てのシェルをリスト表示すると、これらのパラメータの合計長は正しくなります。
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辺タイプパラメータ |
説明 |
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軒長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「軒」に設定されている全ての辺の合計長。軒の一部を形成する軒。 |
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破風長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「切妻」に設定されている全ての辺の合計長。つまり、要素の切妻造りの辺。 |
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隅棟長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「隅棟」に設定されている辺の長さ。通常、隅棟として交わる2つの隣接する平面(またはシェル要素)の辺。 |
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尾根長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「尾根」に設定されている辺の長さ。通常、交わり尾根を形成する2つの隣接する屋根平面の辺。 |
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峰長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「峰」に設定されている辺の長さ。通常、単一平面屋根の上端の辺。 |
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谷長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「谷」に設定されている辺の長さ。 |
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壁端部壁接続長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「壁端」に設定されている全ての辺の合計長。壁を接続し、壁に沿って傾斜する屋根またはシェルの辺。 |
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壁側面接続長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「側面壁」に設定されている全ての辺の合計長。壁を接続し、壁に水平に伸びる屋根またはシェルの辺。 |
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ドーム接続長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「屋根-シェル遷移 - 半球」に設定されている辺の長さ。通常、凸角を形成する2つの隣接する屋根平面の辺。 |
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ボールド接続長さ |
[辺のカスタム設定]ダイアログボックスで、タイプが「屋根-シェル遷移 - ホールド」に設定されている辺の長さ。通常、凹角を形成する2つの隣接する屋根平面の辺。 |
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