干渉検出のためのビルディングマテリアルのフィルタ処理

ARCHICADビルディングマテリアルはそれぞれ、干渉検出に関係するかどうかについてタグを付けることができます。

この機能の詳細は、「干渉検出」を参照してください。

ビルディングマテリアルの[カテゴリとプロパティ]パネルで[干渉検出に関係]チェックボックスを使用します([オプション]→[属性設定]→[ビルディングマテリアル])。

[ビルディングマテリアル]のチェックボックスをオフにすると、モデル中の該当するビルディングマテリアルには干渉検出が適用されません。

例えば、隙間をモデル化した層を伴う複合構造要素や断面形状を使用している場合、それらのビルディングマテリアルのチェックボックスをオフにすることができます。さらに、[IFC 変換設定]の[エクスポートオプション]ダイアログボックスで、[干渉検出に関係する形状のみをエクスポート]チェックボックスをオンにします。こうして、IFC 形式でモデルをMEPアプリケーションにエクスポートしたときに、実際の形状をもつ要素部品のみ、IFCモデルチェッカーやARCHICADのMEP Modelerで干渉検出に関係します。設備設計者は、隙間との干渉をプログラムに検知させることなく、システム(暖房配管や換気配管など)を設定することができます。

隙間の層に対して[干渉検出に関係]タグを使用して、モデルの複合構造や断面形状のビルディングマテリアル構成要素を正しく設定すると、設備設計者はこれらの隙間に配管を配置することができ、MEP Modelerの干渉検出機能はこれらの要素の干渉を検出しません。

CompositeExportNoGap.PNG 

GRAPHISOFT MEP Modelerの詳細は、以下を参照してください。

http://www.graphisoft.com/archicad/mep_modeler/