要素プロパティデータの大量インポート

設計プロセスでは、プロジェクトの関係者全てがCADまたはBIMツールを使用するわけではありませんが、要素プロパティの値など特定のBIMデータをプロジェクトに提供する場合があります。したがって、ARCHICADが外部ソースからの要素プロパティデータにアクセスし、それを編集できることは重要です。

[プロパティ値をインポート]は、Excelワークシートから対応するARCHICADのプロパティ値フィールドにデータを簡単にインポートするための半自動化された機能です。この機能を使用すると、ARCHICADユーザーはコンサルタントのデータを手作業で入力するという退屈で間違いの元となる作業を省略することができます。

ARCHICADからエクスポートするデータを定義するには、必要なプロパティをもつ各コンサルタントに専用の一覧表設定を使用します。後でデータをExcelスプレッドシートに再送信するときに、ダイアログを使用して個別のプロパティによって送信するデータをフィルタすることができます。このダイアログはソースExcelファイルのデータ構造を反映するのみでなく、起こりうるエラーのフィードバックも提供します。

Excel形式で保存されたプロパティ値をプロジェクトの特定の段階のアーカイブとして保持します。これは、いつでも元に戻すことができます。

この新開発機能は、ユーザーが選択した連動一覧表からデータをExcel形式で保存する既存のデータエクスポート機能を補完するものです。2つのワークフローを組み合わせると必要なデータ交換が完了します。これが、実際のBIMワークフローの基本となります。