海外仕様 ARCHICAD ライブラリにある、ドアまたは窓の設定の[カスタム設定]パネルの[平面図と断面図]タブページについて、以下に説明します。
このタブページには、このGDLオブジェクトに対してそのユーザーインターフェイススクリプトで定義されている、開口部の各種部分に対する2D表示パラメータが全て含まれています。使用可能なパラメータは、開口部の構成要素とその形状によって異なります。
注記:あるいは、ドア/窓の設定の[平面図と断面図]パネルにある 2D 属性を使用することもできます。この方法はパラメータの数が少ないため、簡単に操作できます。下の「ドア/窓のGDLオブジェクト属性を上書き」を参照してください。
パラメータの設定時に、ドア/窓の設定からプレビューを表示して、定義が表示にどのように影響するかを確認することをお勧めします。
いくつかの表示パラメータは[MVOに依存]、つまり、[モデル表示オプション]([ドキュメント]→[モデル]→[モデル表示オプション])で設定したオプションに対応していますが、編集している特定の開口部に対してこれらの属性の一部を上書きできることに注意が必要です。
最初の3つのパラメータは開口部全体に適用されます。
[2D詳細レベル]:開口部の2D表示について、目的の精度を選択します。
•[MVOに依存]を選択した場合、精度は[モデル表示オプション]([ドキュメント]→[モデル]→[モデル表示オプション])で設定したオプションに対応します。
•[スケール対応]を選択すると、表示する詳細の程度がプロジェクトのスケールによって異なります。
それ以外の場合は、精度を特定のレベル(例えば、1:200)に合わせて修正するか、オフにすることができます(この場合、2Dシンボルはまったく表示されません)。
[シンボルで抱きを表示]:抱きを平面図に表示するためのスケールを選択します(スケールが選択された値より大きい場合、抱きは表示されません)。
[壁輪郭線]:開口部表示の壁輪郭線を設定します。輪郭線のいずれかをオンにした場合、非表示/表示の線に対して個別の線種を設定できます。
ドア/窓で塗りつぶしを使用
ドア/窓に塗りつぶしを適用するには、[塗りつぶしを使用]ボックスをチェックして全ての塗りつぶしパラメータを有効にします。[塗りつぶしを使用]がオフの場合、開口部の表示でその構成要素に塗りつぶしが使用されません。
通常、前述の[カスタム設定]パネルの[平面図と断面図]タブを使用して、平面図で窓/ドアの各構成要素に対して2D属性(線種、ペン、塗りつぶし)を定義します。
ただし、ドア/窓の設定の[平面図と断面図]パネルの簡易設定を使用して、これらを上書きすることもできます。
ドア/窓の設定の[平面図と断面図]パネル(または情報ボックス)で、必要に応じて切り取り、投影、上部線、およびペンの属性を設定します。
これらの設定を有効にするために、該当するオブジェクトの/線種/ペン/属性の上書きチェックボックスがオンであることを確認してください。無効にしない場合、ドア/窓がGDLオブジェクト属性で表示されます。
注記:一部のドア/窓には、関連するGDLパラメータが定義されていません。この場合、オブジェクトは[平面図と断面図]パネルで定義された属性を使用して表示されます(上書きチェックボックスに関係なく)。