この機能を使用して、ARCHICADモデルを複数のPLNファイルに分割します。複数のPLNファイルは、ホットリンクモジュールとして機能させることができます。
例えば、作成中のファサードを建物のその他の箇所とは別のファイルとして保存することや、建物のウィングを個別のファイルとして保存することができます。
各PLNファイルにはそれぞれ、ナビゲータに表示されている2Dコンテンツ(レイアウト、ワークシート、詳細など)が全て保持されます。したがって、元のモデルの2つの部分は「分割されています」。
(対照的に、選択範囲をMOD形式で保存すると、モデルと平面図のデータのみが保存されます)
選択範囲をモジュールとして保存
1.[ファイル]→[外部参照]→[選択範囲をモジュールとして保存]を使用して、次のダイアログボックスを開きます。
2.ファイル名を入力または選択します。
3.ARCHICAD単独プロジェクト(.pln)形式を選択します。
4.[保存]をクリックします。
5.プロジェクトが自動的に分割されます。元のPLNファイルと保存されたPLNを選択すると、2つの別個のARCHICADで開きます。このフィードバックにより、何が起きているかを知ることができます。
以下に説明するように、チェックボックスを使用して、2つのプロジェクトをワンステップで互いにホットリンクします。
この例では、高層のファサードを選択してPLNファイルとして保存し、元のタワーファイルとホットリンクします。
1.モデルファイル(タワー)を開きます。
2.平面図または3Dウィンドウでファサードの要素(カーテンウォール)を選択します。
注記: 平面図で選択するときは、矩形選択ツールの複数フロアオプションを使用して、複数のフロアから要素を組み込みます。「1フロアまたは全フロア」を参照してください。
3.[ファイル]→[外部参照]→[選択範囲をモジュールとして保存]に移動して、次のダイアログボックスを開きます。
4.ファイル名を入力または選択します。
5.ARCHICAD単独プロジェクト(.pln)形式を選択します。
6.次の両方のオプションをオンにしてください。
7.[保存]をクリックします。
8.プロジェクトが分割され、2つ目のARCHICADインスタンスで保存された選択(ファサード)が開きます。
9.現在、2つのARCHICADプロジェクトが実行されています。1つはタワー(ファサードにホットリンクされています)、もう1つはファサード(タワーにホットリンクされています)です。
元のARCHICADモデルから任意の数のPLN選択項目を保存し、元のモデルに自動的にホットリンクすることができます。
ただし、結果として生成される「セカンダリ」PLNファイルを互いにホットリンクしたい場合は、手動で行う必要があります。