ARCHICADの塗りつぶしタイプは、無地の塗りつぶしとして保存できます。塗りつぶし背景を追加ポリゴンとしてエクスポートすることも可能です(塗りつぶし背景はAutoCADでサポートされていないため)。
このポップアップメニューで、ARCHICAD塗りつぶしをAutoCADに出力する方法を選択できます。
•[全ての塗りつぶしをそのまま出力]:このオプションでは、ARCHICAD塗りつぶしがAutoCADで再作成されます。
•[全ての塗りつぶしをSOLIDとして出力]:このオプションを使用すると、全ての塗りつぶしパターンを無地塗りつぶしに変換できます。
•[シンボル塗りつぶしをSOLIDとして出力]:このオプションを使用すると、全てのシンボル塗りつぶしパターンを無地塗りつぶしに変換できます。
[塗りつぶし背景を追加のソリッドハッチとしてエクスポート]:ARCHICADの塗りつぶしパターンには、個々の背景塗りつぶしがあります。これに対して、AutoCADの塗りつぶしでは、パターン線分間は透過です。エクスポートしたファイルが元々のARCHICAD塗りつぶしと同じように見えるようにするには、このチェックボックスをオンにします。
注記:[全ての塗りつぶしをSOLIDとして出力]ではこのオプションは使用できません。
このチェックボックスをオンにすると、次のようになります。
•[透過背景色ではない背景塗りつぶし]:透過背景色でない背景塗りつぶしを出力する場合、背景色の色をした無地塗りつぶしとして出力されます(境界がある場合は、境界も出力されます)。
•[透過背景の背景塗りつぶし]:塗りつぶしは出力されません(境界がある場合は、境界だけ出力されます)。
•[前景塗りつぶし]:そのまま出力されます。背景にエフェクトはかかりません。
•[透過背景ではないベクトル塗りつぶし]:最初に、背景色での前景塗りつぶしが出力され、次に、前景色のパターン塗りつぶしがハッチ図形として出力されます(境界があれば、境界も出力されます)。ハッチ線は特定の密度レベルに達すると、実線になります。
•[透過背景のベクトル塗りつぶし]:前景色のパターン塗りつぶしだけが出力されます(必要であれば、境界も出力されます)。
•[シンボル塗りつぶし]:AutoCADにはこれに相当する機能はありません。シンボルパターンは、ブロックに生成されます。ARCHICADで背景がある場合、この背景はAutoCADではハッチになります。
•[グラデーション]: 無地としてエクスポートされます。
•[画像]:無地として出力されます。
[グラデーション塗りつぶしに分解]:プロジェクト内のグラデーション塗りつぶしが、別々の構成要素に分解されます。グラデーションに透過背景が含まれている場合は、これも別々の構成要素になります。
[塗りつぶし変換テーブルを使用]:このボックスをチェックすると、塗りつぶしが塗りつぶし変換テーブルを使用してハッチに変換されます。[塗りつぶし-ハッチ変換]テーブルをクリックして、対応を定義します。
[新規]をクリックして、[塗りつぶし-ハッチ変換項目を編集]ダイアログボックスで新規の対応を1つずつ定義します。
そのためには、[DXF-DWG変換]ダイアログボックスの[保存オプション]ページでAutoCADテンプレートファイルを選択済みで、そのテンプレートファイルに、該当するハッチの配置済みインスタンスが少なくとも1つは含まれている必要があります。