コースティクスは、表面に作成される、可視光線内の集中光のパターンです。
この効果は、CineRenderエンジンの[レンダリングの設定]の詳細ビューで使用できます。
注記:コースティクス効果は、ランプオブジェクトでも有効にすることができます。
ランプツールの設定の「コースティクス」を参照してください。
[サーフェイスコースティクス]:このオプションをオンにすると、サーフェイスコースティクスがオンになります。
[ボリュームコースティクス]:このオプションをオンにすると、ボリュームコースティクスがオンになります。
[強度]:コースティクス効果の一般的な明るさを設定します。下の例では、左側の画像の強度が標準で、右側が高です。
[空間の刻み]:ボリュームコースティクスで、この値で定義した一定間隔で光子が光子ツリーに保存されます。
例えば、ボリュームコースティクス効果が100mの場合、[空間の刻み]を5mに設定すると、光子ごとに20個の異なる値が保存されます。
•[空間の刻み]を低くすると、効果の精度は向上しますが、レンダリング時間も増加します。
•[空間の刻み]を低くするほど、より明るい効果が生成されます。これは、同一距離上で光子ツリーに保存される値の数が増えるためです。
[フォトンを調べる半径]:光子が相互に補間するためにどの程度接近する必要があるかを指定します。一般的に、高い値を設定すると結果の品質は向上しますが、レンダリング時間が長くなります。
レンダリングで個々のスポットまたはドットが表示される場合、[フォトンを調べる半径]を増加します。
[調べるフォトンの数]: ボリュームコースティクスの計算に使用されるフォトンを調べる半径内の光子の最大数を表します。
[調べるフォトンの数]の値が低すぎると(下の左側の画像)、個々の光子が小さなドットで表示される場合があります。
一般的に、高い値(下の右側の画像)を設定すると、効果の精度が向上しますが、レンダリング時間が増加します。
再計算:
[再計算]を使用すると、以前のレンダリングのコースティクスデータを再利用して、レンダリング時間を短縮できます。これにより、コースティクス効果の計算時間を短縮できますが、コースティクスを生成する光源を新しい位置に移動するなどの、シーンの大規模な変更を実施した場合、新しい計算が必要になります。[再計算]ドロップダウンリストを使用して、コースティクスを再計算するタイミングを選択します。
•[最初の1回だけ]:初回のレンダリングにのみ、シーンのコースティクスを計算し、以降のレンダリングではそのデータを再利用します。
•[常に]:レンダリング時にコースティクスデータを常に再計算します。
•[しない]:レンダリング時にコースティクスを再計算しません。
[計算結果を保存]:このオプションを有効にすると、レンダリング時にコースティクスデータが保存されます。[再計算]の設定(上記参照)に応じて、この保存データを再利用して以降のレンダリング時間を短縮できます。