BIMコンポーネント(BIMcomponents.com)は、GDLオブジェクトと材質を一般に提供しているウェブサイトです。このポータルにはだれでもアクセスすることができ、これらのファイルの参照、検索、表示、および無償ダウンロードも可能です。
オブジェクトや材質のアップロード、評価、コメントの付加を行うには、最初に有効なメールアドレスを使用して登録する必要があります。Archicadユーザーでなくても、BIMコンポーネントにアクセスしてオブジェクトをアップロードできます。
BIMコンポーネントで実行できる操作
•検索:Archicadオブジェクト/材質の設定と同様のインターフェイスを使用して、特定のオブジェクトを検索できます。
オブジェクト/材質は、プレビュー画像、説明、およびGDL WebControlプラグインに基づいたインタラクティブな3Dプレビューを使用して表示され、オブジェクトの回転やパラメータの編集が可能です。
•参照:必要に応じて、「タグクラウド」(ワードクラウド)を使用して、最も人気のある項目を参照できます。
•登録:手続きは簡単です。メールアドレスまたは既存のGraphisoft IDを入力するだけです。登録完了後、登録番号が送信されます。これはArchicadのオブジェクト/材質を共有する場合に必要になります。
•共有:個々のGDLオブジェクトとLCF(ライブラリコンテナ)ファイルの両方、および材質属性を共有できます (オブジェクトファミリー全体を即座に共有する場合は、LCFを使用します)。共有プロセスの一環として、言語テンプレートを選択して属性セットを指定することで、他のユーザーの環境に関係なく、一貫したオブジェクトの動作を保証することができます。
•参加:他のユーザーが最適な項目を見つけやすくなるように、あるいは、開発者が高品質のコンテンツを作成できるように、項目に対してコメントの付加や評価を行います。
これらの全ての機能の詳細については、BIMコンポーネントポータル(BIMcomponents.com)に直接アクセスして確認してください。
BIMcomponents.comでオブジェクトを共有するには、登録番号を取得する必要があります。登録番号の取得後、それを入力する必要があるのは1回のみです。以降はArchicadに保存されます (登録番号はArchicadの[ヘルプ]メニューから使用できる[ライセンス情報]ダイアログボックスにも表示されます)。
注記:BIMcomponents.comでオブジェクトを共有するには、登録番号を取得する必要があります (上記参照)。
BIMコンポーネントでオブジェクトを共有するには、以下のいずれかの操作を実行します。
設定ダイアログボックス(ライブラリ表示)でオブジェクトを選択してから、以下のいずれかの場所で[オブジェクトを共有]コマンドを使用します。
•コンテキストメニュー
•ダイアログボックスの下部にあるアイコン
•[ファイル]→[ライブラリとオブジェクト]→[オブジェクトを共有]コマンド
•配置したオブジェクトのコンテキストメニューにある[オブジェクトを共有]コマンド
注記:共有プロセスの前に、オブジェクトのパラメータ(著作権定義など)とユーザーのライセンス情報が正しいことを確認するバックグラウンド検査が実行されます。
必要に応じて、以下の情報を編集します。
1.作成者を入力します (ここを空白にした場合、BIMcomponents.comの登録に使用した名前が作成者として使用されます)。
2.ライセンスを割り当てます。以下のライセンスオプションを使用できます(ダイアログボックスの情報ボタンをクリックすると、ライセンスオプションの詳細な説明が表示されます)。
– パブリック・ドメイン・デディケーション1.0:このライセンスが設定された要素はパブリックドメインに属します。したがって、どのユーザーでも許可なしにコピー、変更、および配布できます。
– 表示 - 改変禁止3.0:このライセンスが設定された要素は、営利目的であってもコピーおよび配布することができます。ただし、作成者のクレジットを必ず表示する必要があり、オブジェクトを改変することはできません。
–表示 - 改変禁止4.0:これは「表示 - 改変禁止3.0」ライセンスの新しいバージョンです。
–表示4.0:このライセンスが設定された要素は共有(要素のコピーおよび任意の媒体または形式での再配布)および改変(商用を含むあらゆる目的のための要素の編集、変換、構築)が可能です。
–表示 - 同一ライセンス共有4.0:このライセンスが設定された要素は共有(要素のコピーおよび任意の媒体または形式での再配布)および改変(商用を含むあらゆる目的のための要素の編集、変換、構築)が可能ですが、元のライセンスと同じライセンス下で配布する必要があります。
注記:別の著作権タイプとして、GDLエディタウィンドウで 「商用」を割り当てることができます。ただし、商用著作権が設定されたオブジェクトをBIMcomponents.comで共有することはできません。
「GDLオブジェクトエディタ」を参照してください。
3.[パスワード](パブリックドメインライセンスでは使用できません):[パスワードを設定]をクリックして、任意のパスワードを定義します。このようなオブジェクトは自由に表示およびダウンロードできますが、パスワードがなければ、オブジェクトを開いてスクリプトを編集およびコピーすることはできません。オブジェクトにすでにパスワードが設定されている場合、[パスワードを変更]ボタンを使用してパスワードを変更できます。
4.[説明]および[キーワード]:オブジェクトに関する説明およびキーワードを入力します。Archicadのオブジェクト検索機能では、これらのフィールドは入力した検索用語の検索対象になります。必須項目ではありませんが、他のユーザーが利用しやすくなるように、オブジェクトの機能や用途など、詳細な説明を入力することをお勧めします。
5.準備が完了したら、以下のいずれかをクリックします。
•[共有]
•[共有と保存] (オブジェクトデータの変更内容が埋め込みライブラリおよびBIMcomponents.comに保存されます)
注記:以下の場合には、[共有と保存]コマンドを使用できません。
–チームワークで作業しているが、オブジェクトを確保していない
–ライブラリコンテナファイル(.lcf)からオブジェクトを開いている
共有プロセス中は、Archicadを操作できません。ダイアログボックスに進行状況が表示されます。