このダイアログボックスは、以下の方法で開きます。
•クイックオプションバーの[ペンセット]アイコン
•[ドキュメント]→[ペンセット]→[ペンとカラー]または
•[オプション]→[属性設定]→[ペンとカラー]
モデルウィンドウが有効な場合のダイアログボックスの名前は、「ペンとカラー(モデル)」です。このダイアログボックスで選択するペンセットは、モデルに適用されます。
レイアウトブックが有効な場合、ダイアログボックスの名前は「ペンとカラー(レイアウト)」に変わります。このダイアログボックスで選択したペンセットは、レイアウトブックに適用されます。
モデルまたはレイアウトブックのペンセットを選択します。
このパネルに一覧表示されているペンセットは、Archicadに付属の事前定義されたペンセットです。ペンセットは(構造の平面図など)特定の目的のために最適化されているので、各ペンセット名(「構造」や「設備」など)は、各ペンに関連付けられたペンの太さおよびカラーを示します。
•[名前を変更]:選択したペンセットに新しい名前を付けるには、このボタンをクリックします。
注記:[名前を変更]ボタンをクリックしても、選択したペンセットの別のコピーが作成されるわけではありません。新しい名前が古い名前に置き換えられます。
•[名前をつけて保存]:選択したペンセットのコントロールを編集した場合、有効なペンセットが「カスタム」として表示され、[名前をつけて保存]ボタンが有効になります。このボタンをクリックしてカスタムペンセットを保存します。
-[カスタムペンセットを別名で保存]するか(フィールドに名前を入力)
-[以下のペンセットを上書き]を選択し、カスタムペンセットを保存します。
•[削除]:選択したペンセットを削除するには、このボタンをクリックします。
「モデルの属性の削除と置換」を参照してください。
パレットには255のペンが表示されています。ペンのインデックス番号は、パレット内の位置によって示されます。一番上の列には、左から右に1番から20番までのペンが表示され、その下の列には21番から40番まで、と順に続いていきます。
各ペンにはデフォルトのカラーが割り当てられていますが、カラーボックスをダブルクリックするか、[カラーの編集]ボタンをクリックすると、特定のペンのカラーを編集できます。
注記:複数のペンを連続して選択するか個別に選択して同時に編集する場合は、Shiftを押しながらクリックするかCtrlを押しながらクリックし(Macの場合はCmd+クリック)、[カラーを編集]をクリックします。
[カラーを編集]ダイアログボックスが表示され、マウス操作または数値によってカラーを選択できます。これはシステムレベルのコントロールです (複数を選択する場合、ダイアログボックスは[選択したカラーを編集]になります)。
ペンの太さは、[ペンとカラー]ダイアログボックスにあるフィールドを使用して、数値で編集できます。ペンセット内のカラーをクリックすると、[説明]フィールドに、このペンセットのペンがどのような目的で最適化されているのかが示されます。
選択したペンのコントロールを編集すると、ペンセットの名前は[カスタム]に変わります。この変更を保存するには、[名前をつけて保存]をクリックしてペンセットに名前を付けるか、既存のペンセットを上書きする必要があります。
Archicadでは、255のペンカラーそれぞれにユーザー定義のペンの太さを関連付けできます。ペンの太さは、[ペンの太さ]編集フィールドの隣にあるポップアップメニューで設定された現在の図面単位の設定に従って、ポイントまたはmm単位で指定できます。
•ペンの太さを正確に表示できるのは、[表示]→[表示オプション(スクリーン)]→[実際の太さの線]で[実際の太さの線]を選択した場合だけです (ここで[実際の太さの線]を無効にすると、[線の太さ]は「極細線」として表示されることになります。全てのラインの幅が1ピクセルだけになります。[切断線のみ太線]も有効にすると、全ての切断線の幅が2ピクセルになります)。
注記:[極細線]オプション([表示オプション(スクリーン)]で[実際の太さ]を無効にして設定)は、表示のみに反映されます。極細線を出力するには、[印刷]または[プロット]ダイアログボックスで[極細線]チェックボックスを使用します。
•ペンは、適切なツールや属性のダイアログボックスを使って、線の矢印、寸法の各部分、およびベクトルの塗りつぶし種類に対して個別に割り当てできます。
注記:ペンの太さが0.00に設定されているときには、常に最も細い線(画面上では1ピクセル、レーザープリンタでは、プリンタの解像度に依存する極細線)が使われます。