作業環境設定([オプション]→[作業環境])は、6つの埋め込み設定に分けられます。それぞれの設定は、テーマ別の設定の集合です。
•環境設定
•標準設定
•ショートカット
•ワークスペース設定
各設定に属する設定項目は、それが属するダイアログボックスで設定されます。それぞれの設定項目に関する情報については、各ダイアログボックスの説明を参照してください。
例外:ワークスペース設定はワークスペースの設定で構成されます。
詳細は、「ワークスペース設定」を参照してください。
作業環境設定に変更を加えると、即座に、設定ページ上部にある設定名がカスタムに変わります。
変更作業が終わったら、[OK]を押してダイアログボックスを閉じて現在の設定を適用します。
最新のカスタム設定は、Archicadを閉じて再起動した後もそのままの状態で維持されます。
ただし、新しい設定を変更するたびに、「カスタム」設定は最新の変更に従って再設定されます。長期的に変更内容を保存したい場合は、[設定オプション]ダイアログボックスを使用して、名前を付けた設定としてカスタム設定の内容を保存することをお勧めします。
[設定オプション]ダイアログボックス
[作業環境]ダイアログボックスの左側にあるツリー構造から6つの設定セットのうちの1つを選択すると、[設定オプション]画面が[作業環境]ダイアログボックスに表示されます([オプション]→[作業環境])。6つの設定ごとにそれぞれ[設定オプション]ページがあります。
[保存された設定]:このリストには、現在選択されている作業環境プロファイルに対して保存されている全ての設定が表示されます。適用、名称変更、または修正対象の設定を選択します。
注記:設定名の隣にロックアイコンが表示された場合は、そのファイルが読み取り専用になっており、プロファイルがロックされていることを示します。ロックされた設定は編集または削除できません。
設定の保存
[名前をつけて保存]をクリックして名前を入力し、現在選択している作業環境構成要素の設定内容を設定に保存します。各設定の名前は、一意でなければなりません。
設定を適用する
保存した設定を適用するには、次のいずれかを行います。
•[作業環境]設定ページの上部で、[選択した設定を適用]ポップアップから設定を選択します。
•[作業環境]の[設定オプション]ページで、定義した設定のいずれかを選択し、ダブルクリックするか、[選択した設定を適用]ボタンをクリックします。
•[作業環境]設定ページの左上で、[プロファイルの設定を適用]ポップアップを使用してプロジェクトの定義済みプロファイルのいずれかを選択し、それをクリックしてその設定の全てに適用します。
設定を適用して[OK]を押して[作業環境]ダイアログボックスを閉じると、Archicadプログラムは自己調整してその設定に保存した設定を反映させます。
[名前を変更]:この[名前を変更]ダイアログボックスを使用して、選択した設定に新しい名前をつけます。
[削除]:このボタンをクリックすると、選択したスキームとその中に保存されている設定が削除されます。
[再定義]:選択した設定を現在の設定に従って再定義するには、[再定義]コマンドを使用します。実際は、保存されてた設定が最新のカスタム設定に置き換えられます。
設定をネットワーク上でまたは他のユーザーが使用できるようにしたり、別のコンピュータに転送したりするには、[設定オプション]ページを使用して、選択したフォルダ間で設定をエクスポートおよびインポートします。設定は、プロファイルに結合されている場合、グループとしてエクスポート、インポートもできます。
注記:OSが異なるコンピュータ間でも作業環境設定をインポート/エクスポートできますが、推奨しません。WindowsとMacの違いにより、インポートしたショートカット、メニュー、ワークスペース設定がシステム標準に対応しない場合があるためです。
–ワークスペース設定をWindowsからMacに転送する場合は、アプリケーションフレームが常に有効です。
–MacとWindowsのメニューには重要な相違点が1つあります。これは、Macにカスタマイズ可能なArchicad(システム)メニューがあることです。このメニューをWindowsに転送すると、[ファイル]メニューの左に新しいメニューが作成されます。この「名前のない」メニューはそのままにして、名前を変更しないでください。これを削除しても、また別のメニューが自動的に作成されます。
また、特定の設定をデフォルトとして設定しておき、ユーザーが起動中に事前に定義されたサーバー場所からこのデフォルトをロードすることもできます。
詳細は、「BIMマネージャ向けのネットワークインストール」を参照してください。
[エクスポート]:設定を別の名前でエクスポートする場合は、その名前を入力します。[参照]ボタンをクリックして設定の保存場所を選択し、[エクスポート]をクリックします。
[インポート]:[参照]をクリックして必要なフォルダを探します (フォルダはハードドライブでもネットワーク上でも保存できます)。設定をインポートする場合、実際の設定ファイル自体ではなく、その設定を含むフォルダを指定する必要があります。
フォルダに複数の設定が含まれている場合、リストから目的の設定を選択してから[インポート]をクリックします。ブラウザに、現在の設定カテゴリに一致した設定のみが表示されます (ショートカット設定はツール設定リストにインポートできません)。
インポートされた設定は、各自の[作業環境]ダイアログボックスの保存設定リストに追加されます。
同一名の設定について:設定を、すでに存在する設定と同じ名前でインポートはできますが、Archicadではその設定の作成日と時刻が付けられて区別されます。
これは他の作業環境設定とは異なります。ワークスペース設定に含まれる設定は、[作業環境]ダイアログボックスでは定義されず、ワークスペースで手動で行ったパレット設定が反映されます。
ワークスペース設定をカスタマイズするには、以下のいずれかまたは全てを実行して、Archicadワークスペースでパレット、ツールバー、タブバーを手動で設定します。
•必要に応じてパレットを表示または隠します([ウィンドウ]→[パレット]で名前をクリックしてオン/オフ)。
•必要に応じてツールバーを表示または隠します([ウィンドウ]→[ツールバー]で名前をクリックしてオン/オフ)。
注記:ツールバーの表示/隠すの状態をワークスペース設定に保存すると、その内容はコマンドレイアウト設定の一部として定義されます。
•タブバー、スクロールバー、クイックオプションバーを表示または隠します([ウィンドウ]→[表示/隠す])。
•パレットを適切な場所にドラッグし、パレットの位置およびサイズを変更します。
•必要に応じてパレットとツールバーをドックします。
ワークスペース設定を管理および適用するには、ワークスペース設定の[設定オプション]ページを使用します。