FBXファイルの操作

Archicadは、FBX形式のファイルを開き、保存することができます。

FBXにより、通常はレンダリングのためにご使用の3Dモデルを他の3Dモデリングアプリケーションとの間で転送することができます。

また、FBX形式のオブジェクト(オブジェクトリポジトリなど)をArchicadで直接開くことができます。

開く

ArchicadでFBXファイル(.fbx)を開くか結合するには、次のいずれかのコマンドを使用します。

[ファイル]→[開く](Archicadで新しいモデルを開きます)

[ファイル]→[相互運用性]→[結合](実行中のArchicadプロジェクトにモデルを追加します)

[ファイル]→[ライブラリとオブジェクト]→[FBXをGDLオブジェクトとしてインポート](モデルをプロジェクトに配置せずにインポートします)

ドラッグ&ドロップ

インポート時、FBXファイルのモデルはGDLオブジェクトとして埋め込みライブラリに保存されます。

[FBXを開くオプション]ダイアログボックスが開き、テクスチャの扱い方を決めることができます。テクスチャをインポートしてArchicadプロジェクトの埋め込みライブラリに保存する場合は、このボックスをチェックします。

OpenFBXOptions.png 

保存

ArchicadモデルをFBXに保存すると、形状、材質、テクスチャの情報を含む1つのFBXファイルになります。

1.3Dウィンドウを有効にします。

2.[ファイル]→[名前を付けて保存]を使用する。

3.FBXファイル形式を選択し、[保存]をクリックします。

[FBXの保存オプション]ダイアログボックスが開きます。

以下を実行してFBXメッシュを作成します:

Archicadモデルをエクスポートすると、FBXファイルはメッシュで構成され、モデルをより小さなかたまりに分割します。これらのFBXメッシュは、Archicad要素の論理的なグループから構成されます。

グループ化の方法を選択します。

SaveFBXOptions.png 

材質(1材質につき1メッシュ):同じ材質を持つ要素のメッシュを作成します。

レイヤー(1レイヤーにき1メッシュ):同じレイヤーにある要素のメッシュを作成します。

要素タイプ(1要素タイプにつき1メッシュ):同じタイプの要素のメッシュを作成します(全ての壁に対して1つのメッシュ、全ての梁に対して1つのメッシュなど)。

要素(1要素につき1メッシュ):要素ごとに個別のメッシュを作成します。各階層要素(カーテンウォールのような)は、1つのメッシュとしてエクスポートされます。

モデル全体(全要素を1つのメッシュにしたもの):全ての要素から1つのFBXメッシュを作成します。

エクスポートする材質設定

Archicadの材質には、光に関する各種のパラメータが含まれています。エクスポートする材質パラメータを選択します。

FBXSurfaceSettings.png 

カラーと透明度のみエクスポート:各材質について、カラーと透明度の値のみをエクスポートし、輝度値は省略します。このモードは、他のアプリケーションとの互換性を最大限に高めます。

材質設定全てをエクスポート:全てのパラメータが保存されます。モデルをArchicadに再インポートする場合に便利です。

テクスチャ処理

FBXにテクスチャを埋め込む:テクスチャをエクスポートし、FBXファイルに埋め込む場合にチェックします。