物理ベースレンダリングの向上

3DビューのArchicadネイティブの物理ベースレンダリングエンジンにより、レンダリングを作成せずに、モデリング中によりリアルなビジュアリゼーションを実現します。

Archicad 28では、この試験機能が新たに強化されました:

プロシージャル生成された空

大気中の光散乱効果をシミュレートし、物理ベースのスカイドームを生成します。影になっている面は、空から計算された拡散照度を反射します。

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pbr_sky1.jpg 

太陽の高度35度

太陽の高度10度

アンビエントオクルージョンの改善

不一致の少ないシーケンスを使用することで、新しいアルゴリズムはより効率的な方法でサンプルを配分し、アンダーサンプリング領域のアーチファクトを取り除きます。(AC 27 UP2より使用可能)

ao_compare1.png 

ao_compare2.png 

アンビエントオクルージョン - 前

アンビエントオクルージョン - 後

シャドウマッピング

シャドウマッピングは、シャドウボリュームよりもはるかに高速で、ソフトなシャドウエッジが得られます。Perspective warpingはシャドウマップを最適化し、カメラに近いオブジェクトが(シャドウマップ内で)より多くのスペースを占めるようにするため、perspective aliasingをほぼ完全に取り除くことができます。

NFG_ShadowVolume.png 

NFG_ShadowMapping.png 

シャドウボリューム

シャドウマッピング - ソフトシャドウを生成

このアプローチでは、ビルボードのシャドウは想定どおりに機能します(以前は矩形でした)。

自動露出制御とbloom

tone mapperは、実際のカメラのように露出を(半)自動調整するようになりました。高輝度領域は「blooming」( 「グレア」とも呼ばれる)効果を生成します。

autoexpo.jpg 

bloom.jpg 

露出は自動的に調整されます。

bloom効果

露出調整は、3D操作モードでは半秒の遅延が追加されるため、より顕著になります。bloomは、シーン内のカメラの位置によって強くなったり弱くなったりします。