はじめに
buildingSMARTが開発したIDS(Information Delivery Specification)は、人間やコンピュータにわかりやすく情報要件を定義するための標準です。
このワークフローを使用すると、有効なIDSファイルをArchicadにインポートし、分類とプロパティを手動で作成せずに全て自動生成できます。
その結果、ArchicadからIFCにエクスポートする際、エクスポートされたファイルにはIDS標準のプロパティおよび分類データが全て含まれます。
一般的なルールとして、IDSのインポートプロセスは新しい項目を追加するのみで、既存の項目を変更することはありません。
IDSデータのインポート方法
1.[ファイル]→[相互運用性]→[IDS]→[IDSをインポート]をクリックします。
2.表示されるダイアログボックスで、インポートするIDSファイルを選択して[開く]をクリックします。
3.[IDSファイルをインポート]ダイアログには、IDSファイル内の全ての有効なプロパティと分類のリストが表示されます。Archicadにすでに存在するものもリストアップされます。ただし、インポート時にArchicadにすでに存在するプロパティや分類は変更されません。
4.プルダウンメニューから、IFCプロパティマッピングプリセットを選択します。新しいIFCプリセットを作成することもできます。インポートされたプロパティは、選択したプロパティマッピングプリセットに自動的にロードされます。
5.インポートするプロパティと分類を選択します。
6.[インポート]をクリックします。
インポート処理が終了すると、結果はセッションレポートに発行されます。ファイルにエラーがあった場合も、インポートアドオンは可能な限りデータを抽出します。
詳細はGraphisoft Communityをご覧ください: IDSサポート