コマンドラインパラメータ(カスタムインストール)

次の表に、(該当する場合に)、ArchicadアップデートまたはGraphisoftアドオンの無人インストールのカスタマイズに使用可能なパラメータをリストします。

コマンドラインに、実行ファイル名を入力した後に1つまたは複数のパラメータを次に示すように入力します。

注: 各パラメータの前にはダッシュ記号が2個あります。 パラメータをコピー&ペーストする場合は、2つのダッシュ記号が1つに変換されることがあり、エラーの原因となるためご注意ください。

動作

コマンドラインでの入力

無人モードでインストールを実行

--mode unattended

使用可能な標準パラメータをリスト

無人インストールのカスタマイズ用の一般的なコマンドラインパラメータを一覧表示します。

--help

インストールフォルダを指定

(指定しない場合、プログラムはデフォルトの場所にインストールされます。)

--installdir

この後に、目的のインストールフォルダのパスを入力します。

パスにスペースを含める場合は、パス全体を引用符で囲みます。

注: アンインストーラもこのパスに配置されます。 こちらもご確認ください 無人アンインストール

追加(デフォルト以外の)コンポーネントをインストール

このオプションを使用して、デフォルトでインストールされない追加の(「許可される」)インストール用コンポーネントを選択します(保守アドオンツールインストーラの特定のアドオンなど)。

--enable-components

この後に、許可される(デフォルト以外の)インストールするコンポーネントのリストをコンマ区切りで入力します。

許可されるコンポーネントのリストを参照するには、--helpと入力します。

(デフォルト)コンポーネントのインストールを無効化

このオプションを使用して、特定のコンポーネントのインストールを回避します。使用しない場合はデフォルトでインストールされます。

--disable-components

この後に、インストールを省略するデフォルトコンポーネントのリストをコンマ区切りで入力します。

デフォルトコンポーネントのリストを参照するには、--helpと入力します。

現在のユーザーを識別(Macのみ)

Macにインストールする場合、「ルート」ユーザーとして実行されます。展開インストール(Apple Remote Desktopなど)の場合、このパラメータを使用して現在のユーザーを指定します。これは例えば(「ルート」ユーザー以外の)特定のユーザー用のデスクトップやドックショートカットを作成する場合などに使用します。

--currentUserName

この後にユーザー名を入力します。

コマンドラインパラメータを含むオプションファイルを使用

--optionfile

この後に、オプションファイルの名前を入力します(実行ファイルと同じフォルダ内でない場合はディレクトリパスも入力します)。

オプションファイルのセットアップ方法については、「 オプションファイル(カスタムインストール).を参照してください。

追加のコマンドラインパラメータ(Archicad のみ)

これらのパラメータは--helpファイルにはリストされませんが、Archicadの無人インストールのカスタマイズに使用できます。

デフォルトインストールオプションはで表示されます。

動作

コマンドラインでの入力

アプリのショートカットをデスクトップに追加

デフォルトで追加。

追加しない場合は、1を0に置き換えます。

--desktopshortcut 1

--desktopshortcut 0

Archicadドックアイコンを追加(Macのみ)

デフォルトで追加。

追加しない場合は、1を0に置き換えます。

--dockshortcut 1

--dockshortcut 0

自動ダウンロードを有効化

デフォルトで有効化。

無効にするには、1を0に置き換えます。

--enableautomaticdownload 1

--enableautomaticdownload 0

自動ダウンロード環境設定

この追加パラメータは、どの更新タイプを自動的にダウンロードするかを定義します。アプリに通知が表示される場合があります。

デフォルト値はupdateです。公式アップデートとホットフィックスのみを通知します。

アップデートとアップデートプレビューの両方について通知する場合は、previewの値を使用します。

ホットフィックスのみを通知する場合は(これらの重要なバグフィックスはチームワークプロジェクトの互換性を破壊しません)、hotfixの値を使用します。

すべての更新チェック機能を無効にするには、noneを使用します。

ユーザーがこの作業環境オプションを変更できないようにするには、次を使用します: --enablerestrictedupdatelevel

--automaticdownloadmode hotfix

--automaticdownloadmode update

--automaticdownloadmode preview

--automaticdownloadmode none

制限付きアップデートを有効にします

デフォルトで無効

有効にするには、1を0に置き換えます

--automaticdownloadmodeと併用することで、作業環境の "Updates "オプションをユーザーが変更できないようにします(アップデートが一元管理されている企業など)。

--enablerestrictedupdatelevel 0

--enablerestrictedupdatelevel 1

下記に関する事前定義された会社標準のデフォルトのインストール

作業環境

Archicadテンプレート

DXF-DWG変換設定

--customEnvironment

この後に、目的のファイルを含むデフォルトフォルダのパスを入力します。

デフォルトフォルダのセットアップ方法については、「を参照してください カスタマイズされた会社のデフォルトの無人インストールでの設定

追加のコマンドラインパラメータ:教育版アカデミック(教育機関)ライセンスおよび地方言語版のみ

動作

コマンドラインでの入力

Archicad教育版 - アカデミックライセンスのみ

無人インストール用のユーザーIDとシリアル番号を提供します。

教育版ライセンスを持つ個々の学生は使用不可。

--eduSerialNumber

この後に、20文字のシリアル番号(スペースなし、分離記号なし)を入力します。

--eduUserID

この後に、教育版ユーザーID(通常は自身の登録メールアドレス)を入力します。

ユーザーIDにスペースが含まれる場合、ユーザーIDを引用符で囲みます。

これらのパラメータが不適切な場合でもインストールは行われますが、Archicadはデモモードでのみ実行します。必要に応じて、適切なデータを使用して再インストールしてください。

無人インストールを展開する前に、ユーザーデータを使用してインストールをテストしてください。

例:

--eduSerialNumber SY6NQKC0K19P06V89S1B

--eduUserID JohnSmith@graphisoft.com