勾配モデリングの強化

勾配は、建築設備における配管が適切に機能するために不可欠な要素です。

MEP Designer を使用すれば、接続を維持したまま勾配を編集することがこれまでより容易になり、勾配の値や方向も明確にフィードバックされます。

より高速な勾配入力

座標情報欄に直接勾配を入力するだけで設定できます。勾配コントロールを「解除」する必要はありません。

直感的な勾配方向の指定:上り、下り、なしを新しいアイコンで視覚的に設定できます。

新たに追加されたルートセグメントや分岐も、既存ルートの勾配を継承します。

勾配を調整した後でも、Z 座標を変更して新しい高さでルートを継続することができます。 入力中は、座標情報欄にカーソル位置の現在の Z 座標が表示されます。

既存の配管ネットワークで勾配を調整する際、垂直配管はそのまま垂直に保たれ、水平または勾配のある配管のみが調整されます。

分岐部、開口端、または曲がり部分の後に追加された新しいルートセグメントは、既存の勾配値を継承します。

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既存のルートシステムの勾配を調整する

すでにモデリングされたルート要素の勾配値を、分岐部、エルボ、接続部などで調整できます。既存の要素は固定された高さを維持したまま編集されます。

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画面上の勾配フィードバック

表示>画面表示オプションで「MEP 勾配」を有効にしてください。

平面図上で、ルートの勾配の方向と値を確認できます。

選択されたルート要素に対して、情報タグは勾配の値も表示します。

SlopeFeedback2D.png 

3Dおよび断面ビューでは、選択したルート要素に勾配方向を示す緑色の矢印が表示されます:

SlopeFeedback3D.png