Redshiftレンダラー: 現在の制限事項

現在の開発段階では、Archicad(バージョン25および26)でレンダリングにRedshiftを使用する場合、Cinewareと比較して、特定の制限をございます。以下の注意点と推奨事項を確認してください。

材質チャンネル

材質に関する注記:一般的な問題

材質に関する注記: デフォルトのカタログ

シェーダー

光源とオブジェクト

ベーシックレンダリングの設定

レンダリングの詳細設定

その他の既知の制限事項

材質チャンネル

レイヤー間のブレンド

複数のレイヤーを使用する場合は、なるべくシンプルに設定するようにしましょう。レイヤーの組み合わせをより複雑にすると、ブレンドモードを設定した場合でも、テクスチャの表示が予想外になることがあります。

バンプ、反射、透過

多くの材質では、バンプ、反射、透過の各チャンネルはオフにするか、低い値(1〜15)で使用する必要があります。

アルファ

Macのみ:アルファとアルファ透過に問題が発生する場合があります。

その他の材質チャンネル

Redshiftレンダラーは、以下の材質チャンネルをサポートしていません:

拡散

環境

グロー

変位

芝生

照明

その他のチャンネルは簡易的にしか動作しません(全ての追加パラメータが動作するとは限りません)。

材質に関する注記:一般的な問題

レンガ

レンダリングが遅くなります。

バンプチャンネルはオフにするか、低い値(1~15)で使用する必要があります。

コンクリート

拡散

バンプチャンネルはオフにするか、低い値(1~15)で使用する必要があります。

レイヤー/フォルダの問題

ガラス

反射および透過の問題

バンプが透過を上書きします。

金属

バンプチャンネルはオフにする必要があります。

反射はオフにするか、最小化する必要があります。

Macのみ: アルファとアルファ透過に問題がある可能性があります。

バンプチャンネルはオフにする必要があります。

反射はオフにするか、最小化する必要があります。

材質に関する注記: デフォルトのカタログ

デフォルトの基本テクスチャについては、以下の点に注意してください。

金属

反射はオフにするか、最小化する必要があります。

屋根

反射カラーレイヤーがカラーチャンネルテクスチャを上書きします。

レンガとモルタル

バンプ、視差、変位の問題

空気

アルファチャンネルのカラーレイヤーは機能しません。レンダリングではテクスチャは全く見えません。

木の葉 - 複数の葉の木(小)、木の葉 - 山ブドウ

太陽はテクスチャをハイライトするので、材質設定の反射チャンネルはオフにしておく必要があります。

コンクリート02

低品質プリセットでレンダリングすると、Cinewareと比較してテクスチャが劣化します (高画質であるほど、テクスチャの裏付けが良くなります)。

断熱材 - グラスウール

材質設定のアルファチャンネルはオフにしてください。

金属 - ニッケル

レンダリング時にテクスチャが黒くなります。これを避けるために、反射チャンネルをオフにする必要があります (その他の金属でも、アルファや反射のレイヤーにより、おかしな結果になることがあります)。

舗道 - レンガ コケ

カラーチャンネルの最初のノイズレイヤーをオフにしたり、ノイズレイヤーのブレンドモードやブレンド強度の値を変更することで、テクスチャの微調整が可能です。

水面 - 波、水面 - 湖

[反射]チャンネルはオフにする必要があります。

ガラス - ランプ

近接した材質を照らしません。

シェーダー

シェーダ固有の以下の制限事項に注意してください。

フレネル

材質のテクスチャが上書きされます。

グラデーション

3Dタイプでは、テクスチャの位置がずれます。

カラー変換、フィルタ、合成、レイヤー、ポスタライズ

これらのテクスチャオプションは、他のテクスチャの上に構築されるため、矛盾が生じる可能性があります。

シェーダ効果とスケッチ

大半は動作しますが、不整合があります。

バリエーション効果はまったく動作しません。

プロシージャルシェーダ

テクスチャの位置がずれる場合があります。

光源とオブジェクト

レンダリング時の光源オブジェクトに関する制限事項。

面光源

Redshiftの長方形と円盤の形状でのみ動作します。

平行光

Redshiftでは光源の後ろに影ができません。

窓光源

グローバルイルミネーションを使用しない場合、光源は近接した材質を照らしません。

光が非常に明るくなります。

太陽光オブジェクト

Cinewareと異なります(明るすぎることがあります)。

光源エフェクト

サポートなし

ベーシックレンダリングの設定

影品質

影投射機能がないため、動作しません。

レンダリングの詳細設定

意図的:いくつかの「詳細設定」パラメータはサポートされていないため、Archicadのインターフェースに表示されません。下記の注記を参照してください。

デフォルトの設定は、可能なかぎり便利なように設定されています。

RedshiftDetailed.png

 

写真露出

カメラの設定を利用して、インテリアやエクステリアのレンダリングの暗さ/明るさを簡単に切り替えることができます。

シェーダーベイク

この設定を調整して、必要に応じてテクスチャを向上させることができます。シェーダーベイクは、天空を使用している場合でもテクスチャに影響を与えます。

ノイズ除去

ノイズ除去の効果は、Windows版と Mac版、および使用するビデオカードによって異なる場合があります。OptixはNvidia(Win)のみで利用可能です。

グローバルイルミネーション

デフォルトの設定は、[イラディアンスキャッシュ]と[イラディアンスポイントクラウド]です。レンダリングを高速に行うには、そのままの状態でご使用ください。

最終的なレンダリング品質には「総当たり」が適していますが、レンダリングに時間がかかることに備えてください。

オプション - 削除

芝生とアンチエイリアスの削除

全般オプションの削除

影投射 - 削除

環境 - 一部のパラメータを削除

以下のパラメータが削除されました。

シャドウ:色、透過、精度

天空:輝度、オゾン

大気

太陽光線

効果

以下の効果またはパラメータが削除されました。

コースティクス

セルシェーダ

カラーマップ

色補正

被写界深度

口径食

モノクロモデル(ホワイトモデルのみ使用可)

距離によるフォグ

レンズおよびフィルター

スフィリカルカメラ

ステレオレンダリングを使用

その他の既知の制限事項

パラレルレンダリングが動作しません。Redshiftでは、同時に複数の画像をレンダリングすることはできません。

HDRi Skyは暗くなります。この場合、太陽光を追加して使用する必要があります。