チームワークプロジェクトに参加するとき、プロジェクトとそのライブラリのローカルコピーがハードドライブに作成されます。
別のプロジェクトから自分のプロジェクトに図面のリンクを作成するときにも、ローカルデータが作成されます。ソースプロジェクトデータは、そのプロジェクトに参加しなかった場合でも、ローカルデータとしてマシンに保存されます。
[保存]コマンドを実行すると、このローカルデータが更新されます。[保存]コマンドを実行しても、PLNファイルは作成されず、変更内容はサーバーに送信されません。
ローカルデータはローカルデータフォルダに保存されます。デフォルトでは、このフォルダはハードドライブ上のインストール済みの「Graphisoft」フォルダに配置されます。
全てのチームワークプロジェクトの全データは、Archicadのバージョンに関係なく、この1つの場所に保存されます。
ローカルデータを管理するには(新しい場所へのデータ移動やデータ削除など)、[ローカルデータ管理]ダイアログボックス([チームワーク]→[プロジェクト]→[ローカルデータ管理])に移動します。
「ローカルチームワークデータを管理」を参照してください。
チームワークプロジェクトのリカバリファイルへの保存の動作は、単独のPLNの保存と同じです。[保存]コマンドを実行しなくても、チームワークプロジェクトは事前に定義された間隔でローカルデータフォルダに自動的に保存されます。各ユーザーは、[オプション]→[作業環境]→[データ保護と完全性]で、独自のリカバリファイル設定を行います。
PLNとして保存
必要に応じて、チームワークプロジェクトを PLNファイルとして保存できます ([ファイル]→[名前を付けて保存]を使用して、PLNファイル形式を選択します)。新しく保存したこのPLNは、全てのプロジェクト要素を収めます。PLNファイルは単なるローカルファイルであり、サーバーには送信できませんが、PLNファイルをチームワークプロジェクトとして再共有できます。
推奨: チームワークでの作業中に、何らかのデータエラーが発生したと考えられる場合、最初にプロジェクトをPLNファイルとして保存することをお勧めします。
PLNとしてプロジェクトを保存するのに必要なアクセス権:PLN、PLA、MODとして保存
サーバーからプロジェクトを再ロード
このコマンドは、[チームワーク]→[プロジェクト]→[サーバーからプロジェクトを再ロード]に配置されています。
通常の日常的なワークフローでは、このコマンドを使用する必要はありません。ただし、作業時にローカルの変更内容を破棄してやり直す場合、または作業中のプロジェクトで何らかのデータエラーが発生したと考えられる場合、[サーバーからプロジェクトを再ロード]を使用します。これにより未送信の変更内容は破棄され、サーバーに存在する現在の完全な状態のプロジェクトが取得されます (一方、サーバーからプロジェクトの変更内容を受信すると、未送信の変更を含むローカルデータはそのまま保持されます)。