チームワークプロジェクトでは、埋め込みライブラリとBIMサーバーライブラリという2種類のライブラリを使用します。ArchiCADプロジェクトの場合と同様に、このライブラリはライブラリマネージャーに表示されます。
「ライブラリマネージャー」も参照してください。
チームワークプロジェクトのBIMサーバーライブラリを使用するには、次の操作を実行する必要があります。
•ライブラリをBIMサーバーにアップロードします。
•次にArchiCADのライブラリマネージャーを使用してライブラリをプロジェクトに追加します。
「BIMサーバーへのライブラリのアップロード」を参照してください。
「BIMサーバーライブラリの追加」を参照してください。
チームワークプロジェクトでは、リンクされたライブラリを使用できません。全てのユーザーが、オフラインで作業していても全てのライブラリオブジェクトにアクセスできるようにするため、この制限が必要です。
チームワークで単独ユーザープロジェクトを共有すると、デフォルトでは、単独ユーザープロジェクトのリンクされたライブラリはBIMサーバーにアップロードされて、プロジェクトに追加されます。つまり、デフォルトの共有プロセスを使用すると、ユーザーは追加操作なしにライブラリを使用できます。
プロジェクトを共有すると、リンクされたライブラリがすでにサーバーに存在する場合は、ライブラリはアップロードされずに、チームワークプロジェクトではサーバーに存在するライブラリが使用されます。
[共有]ダイアログボックスの[カスタムライブラリ]オプションを使用すると、このデフォルトプロセスを変更できます。他のBIMサーバーから他のライブラリをアップロードすることや、サーバーにアップロードしないリンクライブラリを指定することもできます。
「カスタム変換」を参照してください。
埋め込みオブジェクトは、単独ユーザープロジェクトと同様にチームワークプロジェクトの埋め込みライブラリに追加されます。ユーザーが埋め込みオブジェクトを追加したら、他の全てのチームワークユーザーは、受信を実行した後でそのオブジェクトにアクセスおよび配置できます。このようなオブジェクトインスタンスは、他の要素と同様にチームワークで確保できます。
チームワークで作業する場合、階段やトラスなどのアドオンで作成したオブジェクトを埋め込む必要があります。埋め込みを行わないと、これらの要素は編集できません。カスタムオブジェクトおよびカスタムドア/窓の構成要素は埋め込むことをお勧めします。
全てのチームワークユーザーがオブジェクトにアクセスできて、干渉を編集できないようにするには、オブジェクトを埋め込みライブラリに保存するか(最初の作成時)、または埋め込みライブラリに追加する必要があります(別の場所に保存されている場合)。
配置済みオブジェクトの確保と埋め込みオブジェクトの確保
プロジェクトの配置済みオブジェクトは確保でき、さらに、ライブラリマネージャー(またはオブジェクトエディタ)から埋め込みオブジェクトも確保できます。
これらの2つの確保には関連性はまったくありません。プロジェクトでオブジェクトの配置済みインスタンスを確保すると、所定の場所または設定ダイアログボックスで、そのオブジェクト設定を編集できます。編集した内容が影響を与えるのは、確保した特定のオブジェクトインスタンスのみです。
ライブラリマネージャーまたはオブジェクトエディタで、埋め込みオブジェクト自身を確保することもできます(ライブラリマネージャーとオブジェクトエディタは同期されており、両方でオブジェクトの確保状態が表示されます)。その後、オブジェクトエディタでスクリプトを編集できます。スクリプトを編集すると、インスタンスを確保したユーザーに関係なく、プロジェクトのこのオブジェクトの全てのインスタンスが影響を受けます。