IFC製品タイプは、他のエンティティの特定のスタイル/タイプを、共通のIFC属性およびプロパティと関連付けることによって定義するIFCエンティティです。例えば、IfcWindowStyleは多数の窓(IfcWindow)で参照されるIFC製品タイプです。
ArchiCADは、ArchiCADの全ての要素タイプについて、自動的にIFC製品タイプエンティティを生成します。IFCスキーム設定で設定された製品タイプエンティティに有効な名前がマッピングされなかった場合、自動的に生成されたIFCタイプの名前付けの例を下表に示します。
「IFCスキーム設定」を参照してください。
|
ArchiCADの要素 |
IFC製品タイプ |
取得先の製品タイプの名称属性 |
|
柱(IfcColumn) |
IfcColumnType |
プロファイル/ビルディングマテリアル名+プロファイルサイズ |
|
梁(IfcBeam) |
IfcBeamType |
プロファイル/ビルディングマテリアル名+プロファイルサイズ |
|
壁(IfcWall) |
IfcWallType |
ビルディングマテリアル/複合構造名+厚さ |
|
スラブ(IfcSlab) |
IfcSlabType |
ビルディングマテリアル/複合構造名+厚さ |
|
カーテンウォール(IfcCurtainWall) |
IfcCurtainWallType |
「カーテンウォールタイプ」固定名称 |
|
カーテンウォールパネル部分(IfcPlate) |
IfcPlateType |
パネルタイプ(「メイン」または「サブ」)+パネルサイズ |
|
カーテンウォールフレーム部分(IfcMember) |
IfcMemberType |
フレームタイプ(「境界」、「マリオン」または「トランザム」)+プロファイルサイズ |
|
ドア(IfcDoor) |
IfcDoorStyle |
ライブラリ部品名 |
|
ウィンドウ(IfcWindow) |
IfcWindowStyle |
ライブラリ部品名 |
|
GDLベースのオブジェクト |
IfcFurnitureTypeなど |
ライブラリ部品名 |
もちろん、デフォルトの名前は、全てのIFCデータ(属性、プロパティ、分類参照)と共に、手動で編集することができます。これは、例えば、ライブラリ部品名がタイプを識別するのに十分でない場合(同じライブラリ部品で作成されているが、開口サイズが異なっている場合)に必要になる場合があります。この場合、サイズデータ(例、ライブラリ部品名 + 幅 x 高さ、または「ウィンドウ」静的テキスト + 幅 x 高さ)を含む、カスタムの自動名前付けルールを割り当てることができます。
「IFCスキーム設定」を参照してください。
IFCタイププロダクトエンティティのリストおよび全体管理は、IFCマネージャーでのみ管理できます([製品タイプ]モードでは、下図を参照してください)。
「IFCマネージャー」を参照してください。