IFCコンテナ

IFCコンテナ(IfcRelAggregatesの関連オブジェクト)は、独自の本体形状は持たず、その構成要素(IfcRelAggregatesの関連オブジェクト)に形状と構造関係のデータを含むIFCエンティティです。

ARCHICADプロジェクトでは、次のとおりです。

ARCHICAD のカーテンウォールは、フレーム(IfcMember)とパネル(IfcPlate)構成要素から成る、IfcCurtainWallのIFCコンテナエンティティです。

あらかじめ別のアプリケーションでエクスポートし、ARCHICADプロジェクトに結合したIFCモデルから生成した場合、IfcStairやIfcRamp、IfcRoofエンティティもIFCコンテナになります。例えば、IfcStairコンテナの形状を定義する構成要素は、一般的にはIfcStairFlight、IfcSlab(事前定義タイプの踊り場)、IfcRailings、または単純なIfcBuildingElementProxyなどのあらゆる種類のエンティティです。

注記:

ARCHICAD の階段または傾斜オブジェクトは、単一(コンテナでない)IfcStair またはIfcRamp要素としてマップされ、エクスポートされます。

ARCHICADの屋根要素がどんなに複雑だとしても、IfcRoofコンテナ要素とは見なされません。逆に、事前定義タイプの「屋根」として、単一構成要素からなる形状をもつ、単一のIfcSlabになります。

IFCContainerNew.png 

[複合構造と断面形状要素を部品に分解する]オプション(「形状変換」を参照)を使用するIFCエクスポートは、建築物要素からのIFCコンテナ要素を出力IFCファイルに生成します。例えば、複合壁要素を「IfcWall」タイプのIFCコンテナ要素として形状なしで保存し、スキン部品で「IfcBuildingElementPart」要素として形状を提供します。