プロパティとは
プロパティとは、要素またはビルディングマテリアルに割り当てられるユーザー定義データであり、要素に検索可能な情報を追加できます。
プロパティの例:
•一般的な等級(例:耐火性等級、熱貫流率)
•開口部(例:非常口、セキュリティ等級)
•製品情報(例:モデル、シリアル番号、価格)
プロパティマネージャーを使用して([オプション]→[プロパティマネージャー])、プロパティの作成/削除および使用状況のカスタマイズを行うことができます。プロパティの使用可能な分類は各要素/ビルディングマテリアルの分類に応じて異なります。
プロパティに対して実行できる操作
•連動一覧表での一覧表示および管理
•ラベル、ゾーンスタンプ、ドア/窓マーカーでの表示
•プロパティ別の要素表示(表現の上書きを使用)
•アプリケーション間でのインポートとエクスポート
•データ構造をスプレッドシートにエクスポートして、そのスプレッドシートからArchicad要素またはマテリアルにプロパティデータをインポート
分類とは
分類は、次の用途に使用します。
•プロジェクト要素/ビルディングマテリアルおよびその関連データの整理
•要素またはビルディングマテリアルに使用できるプロパティの定義(使用可能なプロパティは分類に準拠)
•国際的な分類基準に基づく必須成果物の提供
•他のアプリケーションとの正確なデータ交換(IFC標準の使用など)
•分類別の要素またはマテリアルの検索と選択:例えば、UniClass分類システム内でスロープとして分類される全ての要素を検索できます。
•分類に基づく表現の上書きルールの適用
分類マネージャー([オプション]→[分類マネージャー])を使用して、分類と分類システムを管理し、使用可能なプロパティをカスタマイズします。
Archicadにはデフォルトの分類システムが付属しますが、作業方法と地域の基準に応じて、別の分類システムを使用することや、分類システムを追加することが可能です。
以降のセクションでは、プロパティと分類の操作に関連するArchicad機能について説明します。