BIMx Hyper-Modelの保存、またはアップロード

発行セットは、ArchiCADの発行機能から直接BIMx Hyper-modelファイルとして保存し、その後クラウドにアップロード(オプションで利用可)することができます。生成したBIMxファイルは、モバイル機器でBIMx Docsアプリを使用してモデルドキュメンテーションを閲覧したい方はどなたでもダウンロード可能です。

注記:3Dコンテンツも、無料のBIMxモバイルアプリまたはBIMxデスクトップビューワーアプリケーションで表示することができます。

ArchiCADファイルから保存したBIMxモデルも、発行セットから生成したHyper-modelもbimx形式です。BIMx 3Dモデルとは異なり、Hyper-modelには2Dおよび3D表示の他、レイアウトやカメラパスなどArchiCADプロジェクトの全設計図書が含まれます(3Dコンテンツや、発行したレイアウトにフィルタをかけることも可能です)。

Hyper-modelを生成するには、ArchiCADでHyper-model形式を発行するための、発行セットの設定をおこなう必要があります。発行機能を使用する方法(オプションの多い方法)とArchiCADのファイルメニュー からウィザードの起動(シンプル、オプションが少ない方法)の2つの方法があります。

発行を利用してBIMx Hyper-Modelを作成

この方法は、ArchiCADの発行機能で発行セットの設定をおこない、Hyper-modelの詳細設定をします。

発行セットを利用したことがある方で、モデルを手動で最適化し、モデルサイズをコントロールしたい場合にお勧めです(BIMx Hyper-modelを表示するモバイルデバイスのキャパシティに合わせる時などに便利です)。

発行機能でHyper-modelを作成する場合:

3Dビュー表示のグローバルイルミネーションレンダリングの設定

Hyper-modelに3Dビューとレイアウトに加え、カメラビューも追加できます

発行オーガナイザモードを利用し、プロジェクトファイル構造の細かい調整をおこなう

発行セットの特定の項目を選択し、Hyper-modelとして発行をおこないます

BIMx Hyper-Modelウィザードの利用

この方法は[ファイル]→[BIMx Hyper-modelを発行する]から起動します。ウィザードが始まり、いくつかの簡単なステップでHyper-model発行セットの定義ができます。

発行セットの操作に慣れていない方は、この方法をお勧めします。モバイルデバイス上で、モデル表示のパフォーマンスを向上するために、モデルサイズの最適化オプションが含まれます。

ウィザードでHyper-modelを作成すると、次の制限があります:

グローバルイルミネーションレンダリングの使用はできません

カメラパスを含めることはできません。

ウィザードで作成したHyper-modelは3D表示と全てのレイアウト/レイアウトなし/選択されたレイアウトサブセットの3つの選択が可能です。ウィザードの中には特定のレイアウトを選択することができません(発行オーガナイザモードを利用し、後から発行セットのコンテンツを編集できます)。

この方法で既存のHyper-modelの発行セットをワンクリックで再発行することができます。

参照:

Hyper-modelを再発行