ArchiCADの組み立て要素の統合データベースを使用して、プロジェクト内の要素の数、数量、および構成要素や各要素の空間的配置(ゾーン)をリスト形式で表示できます。この章では、計算プロセスに関する基本的な概念について説明し、使用可能なリストタイプを挙げます。
このセクションに記述するレポート生成プロセスは単純な出力機能です。事前定義されたリストテンプレートを使用して、単純なリストを生成します。[計算単位/規則]ダイアログボックスのオプションを使用して、計算の設定を行います。
「計算単位/規則」を参照してください。
上級ユーザーは、カスタマイズされた形式の使用とカスタマイズされたフィルタプロパティの定義が必要となります。
この作業全体は、ArchiCAD 15/GRAPHISOFT Documentation/Calculation Guide.pdfに詳細に記述されています。これは、ArchiCADの[ヘルプ]メニューからもアクセスできます。
このセクションで参照されるコマンドの一部は、ArchiCAD のデフォルトの作業環境プロファイルでは表示されません。リストの設定を行う場合(上級ユーザーのみ推奨)、最初に、[オプション]→[作業環境]→[メニュー]を使用して、既存のメニュー([ドキュメント]→[一覧表とリスト]など)に以下のコマンドを追加します。
•リスト設定(このダイアログボックスはチームワークプロジェクトで確保することができます)
注記: リスト設定は、プロジェクトの埋め込みライブラリに保存した場合にのみチームワークプロジェクトで有効になります。
•データベースを編集(このダイアログボックスはチームワークプロジェクトで確保することができます)
•特性を新規作成
•特性を編集
•最後に選択した特性
•特性を条件にリンク(このダイアログボックスはチームワークプロジェクトで確保することができます)
ただし、大多数のユーザーは、ArchiCADの連動一覧表機能を好んで使用します。一覧表はプロジェクト一覧の一部で、生成される一覧表はビューとして保存でき、レイアウト上に出力できます。一覧表は、含まれているプロジェクト要素にリンクされる2方向の編集可能な項目です。
「一覧表」も参照してください。
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