LightWorksレンダリングエンジンの設定を開くには、[レンダリングの設定]ダイアログボックスで、[エンジン]ドロップダウンメニューから[LightWorks]を選択します([ドキュメント] →[レンダリング]→[レンダリング設定])。
[品質]:このオプションは、シェーディング手法とそれに伴うレンダリング品質を決定します。
•[最速]では、レンダリンク時間が最も高速になります。
•[速度優先]では、品質が向上します。
•[最終]は、最終的なレンダリングに使用します。
•[画質優先]では、レンダリングが最高の品質になります。
[アンチエイリアス]:アンチエイリアス機能は、より高い画像解像度をシミュレートします。この技法は、ギザギザが出てしまう直線的な箇所の問題を軽減する場合に便利ですが、レンダリング時間が長くなります。スライダを使用して、[低](アンチエイリアスレベルは低いがレンダリングは高速)から[高](高品質レンダリングだが時間がかかる)までの4つのレベルのうちのどれかのレベルでのアンチエイリアスを設定します。
•[なし]:アンチエイリアスをオフに切り替える場合にクリックします。
[レンダリング処理中にモデルデータを取得]:このボックスをチェックすると、レンダリングの実行時に2つの処理を同時に進行できます。ArchiCADはモデルデータを同時に分析して、モデルのレンダリングエフェクトを生成します。その結果、レンダリングしたモデルを画面に完全に表示するのに時間がかかりますが、処理に必要なメモリを減らせます。
[エフェクト]:チェックボックスの中からレンダリングエフェクトを選択します。
•[反射]要素が光を反射します。
•[透過]:ガラスなどの透過要素が透明にレンダリングされます(このボックスをチェックしないままにすると、要素は不透明で表示されます)。
•[スムージング]:このオプションをチェックすると、通常はポリゴンで概算されて、大きな曲面が滑らかになります。
[光源]:レンダリング済み平面図のオブジェクトを照らすための光源を選択します。
•[太陽]:太陽光を使用してオブジェクトを照らします。
•[環境光]:環境光を使用してオブジェクトを照らします。
•[カメラ]:フラッシュ効果でオブジェクトを照らします。
上の3つの各光源の右側にある数値フィールドで、パーセント値を変更し光の輝度を調整します(輝度はデフォルトでは100%に設定されています)。
•[ランプ]:ランプツールで配置されたオブジェクトを光源として使用します。
- ランプツールで配置された太陽オブジェクトは、[天空オブジェクト]と同様のパラメータを持ちます。
- WindowLightランプオブジェクトには、[照明度]と[光の解像度]の両方のパラメータがあります。このパラメータは、ドア/窓から入ってくる拡散光をシミュレートするために、個別の光源をいくつ生成するかを定義します。
詳細は、「天空オブジェクト」、「太陽」と「窓光源」を参照してください。
[影投射]:以下の3つのラジオボタンのうちの1つを選択して、影を指定します。
•[なし]の場合、個々のランプで定義された設定にかかわらず、影は投影されません。
•鮮明な輪郭を持つ影を作成する場合は、配置されている全てのオブジェクトに[鮮明]を選択します。
•[ランプ設定による]は、[ランプの設定]ダイアログボックス([パラメータ]パネルの[シャドウ]項目を使用)で、影の投射が各ランプに個別に指定されます。
[影解像度]:[影投影]の使用を選択した場合、このコントロールを使用して影解像度を決定します。
•[ランプ設定による]では、各ランプの[ランプの設定]ダイアログボックス([パラメータ]リストの[影あり]のオン/オフを切り替える)で使用する設定で、影解像度が異なってきます。
•[指定変更]:または、個々のランプ設定を指定変更して(ランプ設定チェックボックスのチェックをはずす)、スライダスイッチを使用してグローバルな影解像度を設定します。
LightWorksは、シェーダを使用して、レンダリングでの表面の特性を定義します。[環境]パネルを使用してシェーダを選択し、そのパラメータを編集します。
注記:シェーダの編集可能パラメータ数を制限するには、[基本のみ表示]チェックボックスをチェックしてください。
[LightWorks環境]パネルのシェーダは、[太陽光]、[前景]、[背景]の3つのクラスに分かれています。
•[太陽光]:太陽シェーダは、太陽の影をレンダリングするためのクラシック高速シェーダです。現実的な太陽シェーダでは、より高度な太陽の影がレンダリングできますが、レンダリング時間がかかります。
•[前景]:このシェーダには、前景の要素の外観を定義するパラメータが含まれています。
•[背景]:このシェーダには、背景の要素の外観を定義するパラメータが含まれています。
シェーダの[背景]クラスを有効にするには、先に次のボックスのチェックを外す必要があります。
[インターナルエンジンで背景をレンダリング]:このオプションをチェックすると、レンダリングの背景が[背景]パネルの設定を使用して生成されます。
シェーダを定義してその設定を行なうには、以下の手順に従います。
•クラスの名前をクリックして、連動するシェーダのリストを選択します。
•リストからシェーダを選択します(太陽クラスに含まれているシェーダは1つだけです。対応するリストはありません)。
•ダイアログボックスの右側のパラメータを編集します。パラメータ上でクリックし、ダイアログボックスの下の設定を編集します(パラメータによっては、カラーテーブル、スライダー、テキスト/数値フィールド、ボタン、メニューを使用します)。使用可能なパラメータのリスト全体を表示させるには、[基本のみ表示]チェックボックスのチェックをはずしてください。
詳細は、「シェーダの編集」を参照してください。
LightWorksの[背景]パネル
この[背景]パネルは、インターナルの設定と連動する背景パネルと同じです。
詳細は、「インターナルの[背景]パネル」を参照してください。
LightWorksの[明るさ]パネル
このパネルは、インターナルの設定と連動する明るさパネルと同じです。
詳細は、「インターナルの[明るさ]パネル」を参照してください。
LightWorksについての詳細は、「LightWorksの基本オプション」、「LightWorksの詳細セットオプション」、「外観LightWorksの例」、および「内観LightWorksの例」を参照してください。